2016年11月30日のFX為替相場予想
【本日の予想通貨ペア】(欧州時間まで)
ドル円 112.33 下落 (1時間足)↓
予想レンジ 111.60~112.60
【THV V4による分析】
トリックスが同色の赤色でクロス、下降トレンドとなっています。
下落が継続すると予想します。
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【前日の概要】
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NYダウは-54ドル安、日経平均株価も-49円安の18307円と反落しました。
ドル円は、NY時間に113.34円の高値を付けたあとは売りに押され、112.30円付近へ戻しています。
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【前日の結果】
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・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・19121.60(+23.70 +0.12%)
・CME日経平均先物・・・・・・・18345(+65 +0.36%)
・NY金先物(COMEX)・・・・・1190.8(-3.0 -0.25%)
・NY原油先物(WTI)・・・・・・・45.23(-1.85 -3.93%)
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【経済指標】
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★★★
08:30 (日) 10月有効求人倍率
前回:1.38 予想:1.39 結果:1.40
★★★
08:30 (日) 10月失業率
前回:3.0% 予想:3.0% 結果:3.0%
★★
18:30 (英) 10月消費者信用残高
前回:+14億GBP 予想:+17億GBP 結果:+16億GBP
★★★
19:00 (ユーロ圏) 11月経済信頼感
前回:106.3 予想:106.8 結果:106.5
★★★
19:00 (ユーロ圏) 11月消費者信頼感・確報
前回:-6.1 予想:-6.1 結果:-6.1
★★★
22:00 (独) 11月消費者物価指数・速報 (前年比)
前回:+0.8% 予想:+0.8% 結果:+0.8%
★★★★
22:30 (米) 7-9月期GDP・改定 (前期比年率)
前回:+2.9% 予想:+3.0% 結果:+3.2%
★★★★
22:30 (米) 7-9月期個人消費・改定 (前期比年率)
前回:+2.1% 予想:+2.3% 結果:+2.8%
★★★
22:30 (米) 7-9月期GDPデフレーター・改定 (前期比年率)
前回:+1.5% 予想:+1.5% 結果:+1.4%
★★★
22:30 (米) 7-9月期コアPCEデフレーター・改定 (前期比年率)
前回:+1.7% 予想:- 結果:+1.7%
★★
23:00 (米) 9月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比)
前回:+5.13% 予想:5.20% 結果:+5.08%
★★★
24:00 (米) 11月消費者信頼感指数
前回:98.6 予想:101.2 結果:107.1
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【本日の戦略】
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★━ ポイント ━━━━━━━━━━━━
▽弱気材料:過熱感が高い、原油安
△強気材料:なし
◆ドル円は113.34円の高値から112円台前半へ下落
◆米10年債利回りは2.305%へ低下
◆ドル円の下落によりクロス円も反落
◆原油価格が-3%超の下落
◆8時50分に日本の10月鉱工業生産が発表
◆9時1分に英11月GfK消費者信頼感が発表
◆9時30分に豪10月住宅建設許可が発表
◆17時55分に独11月雇用統計が発表
◆19時に欧11月消費者物価指数(HICP)が発表
◆22時15分に米11月ADP全国雇用者数が発表
◆22時30分に米10月個人所得・支出などが発表
◆23時45分に米11月シカゴ購買部協会景気指数が発表
◆24時に米10月中古住宅販売保留件数指数が発表
◆翌早朝4時にベージュブックが公表
◆日経平均先物は+40円の18350円と小幅に反発
☆過熱感が高く、全体的に上値が重いと予想
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<ドル円は113円台が重い>
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昨晩のNYダウは、+23ドル高と小幅に反発して引けました。
ドル円は、米7-9月期GDPや米7-9月期個人消費の改定値が予想を上回ったことで一時113.34円の高値を付けましたが、その後は戻り売りや月末がらみの実需売りで112円台前半へ戻しています。
クロス円もドル円につれ安、代わりにドルストレートが小幅に買われました。
米10年債利回りは2.305%へ低下、じり安が続いています。
▼米10年債利回り
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<原油減産の可能性が低下>
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先週まで減産期待の高まっていたOPEC総会ですが、今週に入り雲行きが怪しくなってきました。
ロシアのノバク・エネルギー相が本日のOPEC総会に出席しない意向を表明、サウジアラビアはイラン・イラクが減産しなければ合意破棄の用意と伝わったあと、イランのザンギャネ石油相が「イランは減産しない」と述べました。
原油価格は一時44.82ドルまで下落、売り一巡後は45ドル台へ戻しましたが上値は重いです。
このところ、原油価格の動きに合わせてドル円が動くことが増えてきているため、原油の動向も要チェック。
<今週の重要イベント>
11/30(水)OPEC総会
ロシアはOPEC総会に出席しない(ノバク・エネルギー相)
イラン・イラクが減産しなければ合意破棄の用意(サウジアラビア)
イランは減産しない(ザンギャネ石油相)
12/2(金) 米11月雇用統計
米11月非農業部門雇用者数は、
前回+16.1万人に対し+17.5万人の予想
12/4(日) イタリア国民投票
憲法改正否決で首相辞任の可能性
▼原油(日足)
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<ドル円 オーダー状況>
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114.00円 売り厚め、OPバリア観測
113.50円 売り
112.37円 11/29 5:11現在(高値113.34円 - 安値111.63円)
112.00円 OP30日NYカット大きめ
110.80円 買い
110.50円 買い
日経平均先物は、時間外で+40円の18350円と小幅に反発しました。
一方、ドル円は日足ベースで長めの上髭ができており、売り圧力が徐々に強まってきている様子。
米国株高によって下値は限定的ですが、こちらが下落に転じるようであればドル円も本格的に調整入りしそうです。
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