【2024版】MT4の過去データを失敗せずに準備する方法
この手順では、PeriodConverter_rcmを使っています。このツールは、ワンクリックFXトレーニング、ワンクリック225トレーニングなどには、同封されています。
基本的な作業の流れ
- 過去データ用にMT4の設定をする。
- オフラインチャートで、コンバート用の定型チャートを開く。
- 必要に応じて、インポートまたはダウンロードし、MT4を再起動する。
- PeriodConverter_rcmの開始日を指定し、実行する。
- MT4を再起動して、チャートデータを確認する。
詳細な手順
過去データを読み込む量を設定
チャートのバー数を最大にします。
最大バー数を増やすことで、インポートしたデータが正常に反映するようになります。この設定を行わないとインポートしても過去のデータが増えません。99999999999などと入力してOKを押しますと上記の最大値となります。
オフラインチャートの設定
全てのチャートを閉じてから、メニューのファイル=>オフラインチャートを開く。一覧の中から、1分足のチャートを選択し、開くボタンを押す。画像では、USDJPYの1分足のオフラインチャート。
開いたofflineのチャートで、右クリック=>定型チャートから「過去データをコンバート」をクリックする。
過去データが無い場合は、以下メッセージが表示され、処理が止まります。(指定の開始日以前の過去データが無い場合のメッセージ。過去データがある場合は、先に進みます)
ご希望の日時の過去データを準備する必要があります。
過去データを準備する
ダウンロードできる場合
ブローカーによっては、過去データをかなり遡れる可能性があります。MetaQuotes社の口座や**あたりは、10年以上前のデータをダウンロードすることができます。
- メニューのツール=>ヒストリカルデータを開きます。
- ご希望の通貨ペアの1分足をダブルクリック【重要】します。
- ダウンロードボタンを押します。
ダウンロードが始まると通常は1分ほどですが、長い時は10分ほどかかることもあります。ダウンロードが完了しましたら、下の方までスクロールさせて、過去データがどこまであるか確認して下さい。
インポートする場合
ダウンロードで過去データが増えない場合は、別のデータをインポートする必要があります。
過去データは、検索すると見つかりますが、有名なところでは、****などからダウンロードできます。
- メニューのツール=>ヒストリカルデータを開きます。
- ご希望の通貨ペアの1分足をダブルクリック【重要】します。
- インポートボタンを押します。
- ダウンロードしたZIPファイルを展開して、hstファイルを指定します。
- OKボタンを押します。
hstファイルが見つからない場合は、ファイル選択のウインドウの右下が、「Ascii Text(*.csv, *.prn, *.txt」になっている可能性がありますので、「MetaQuotes files(*.hst)」に変更してください。
過去データが無い場合
MT5では、過去データがダウンロードできることが多くなっています。MT5でデータをダウンロードし、エクスポートすることで、上記の手順でMT4で読み込むことができます。
また、トレーニング系の商品をご購入いただいている方であれば、インポート用の過去データをご案内いたしますので、ご連絡ください。
過去データのコンバートを行う
過去データの準備ができたMT4を再起動してください。先ほどのPeriodConverter_rcmが入ったオフラインチャートが起動したときにメッセージを表示します。パラメータの開始日以前の過去データが存在する場合には、以下の画面となります。
この指定日で良い場合は、「はい」を押して下さい。開始日付を変更したい場合は、「いいえ」を押し、F7キーでパラメータを開き、開始日を変更して下さい。
チャート左下に表示されている「1分足の開始日付」は、ダウンロードまたはインポートしたデータの開始日付となります。この値が正常に反映されていない場合は、ダウンロードまたはインポートを再度行い、MT4を再起動して下さい。
「はい」を押すと1分足のデータを5分、15分、30分、1時間、4時間、日足、週足、月足に変換していきます。また、1分足の過去データも指定日以前が削除されます。
変換が終わると上記のメッセージが表示されます。MT4を再起動して、チャートの過去データを確認して下さい。
このまま再起動しますと同じように「データを生成しますか」と表示されますので、「いいえ」を押すか、正常に過去データが生成されていた場合には、チャートを閉じて下さい。
過去にも様々な方法で確実に過去データを反映させる方法を作ってきましたが、今回の方法は、再起動は行うものの手順が簡単で、不確定要素がある場合は、メッセージを表示するなど、手間は各段に減ったと思います。
よろしいですか?