自動売買システム（EA）運用に必要な資金

ゲコーです。

このコラムにたどり着いた方の中には、

「自動売買システム（EA）は初めてだよ～」

という方もおられるかもしれません。

なので何回かに分けて、はじめてでもわかるEAの豆知識、みたいな記事を書いてみようと思います。

今回はEA運用に必要な資金について。

まずはじめに、EA運用に限らずトレード全般において「推奨証拠金」というものはありません。

個人個人でトレードに使える資金量は違いますし、加えて許容できる損失額も違ってくるからです。

なのでここでは、トレードするうえで最低限必要な資金の算出方法について解説していきます。

拙EA【Swingboarder_GBPJPY_M30】を一例に挙げますね。

まずはゴゴジャンの各EA紹介ページに記載されている計算方法を紹介します。

https://www.gogojungle.co.jp/systemtrade/fx/52727

EA紹介ページの上部に掲載されている項目です。

私の意見とは違いますが「推奨証拠金」という項目があるのでここをチェックしてみましょう。

「？」マークをチェックすると以下のような説明文が表示されます。

この計算はフォワード成績をもとにしているようですね。

次はバックテスト結果から最低限必要な資金を算出してみます。

0.1ロット運用の場合の必要証拠金は、【取引数量×対応する対円通貨ペアのレート÷レバレッジ】で計算されます。

0.1ロット＝1万通貨、ポンド円レート205，レバレッジ25倍とすると必要証拠金は約8万円になります。

【Swingboarder_GBPJPY_M30】のバックテストによると、

• ポンド円30分足でのバックテスト（0.1ロット固定）
• 信頼性の高いとされるTDSのデータを使用し、変動スプレッド（幅1.0～3.0ピプス）でテスト
• テスト期間　2013年1月1日～2024年7月1日
• 期間中トレード回数　1346回
• 100万円スタートで、純益219万円台、最大ドローダウンは12万円台
• プロフィットファクター　総利益　÷　総損失　＝　1.43
• リカバリーファクター　純益　÷　最大ドローダウン　＝　17.97
• 勝率　46.95％

というデータが記載されています（というか、バックテスト結果の要約を私が書いたのですが。。。）

0.1ロット当たりのポンド円の必要証拠金と0.1ロット当たりの最大ドローダウンを加えると、約21万円がバックテストから導き出される最低限必要な資金となります。

なお、バックテストによってはドルで計算されていたり円で計算されていたりと様々なので、通貨単位は統一するようにしてくださいね。

また、この計算法では対円レートで結果が違ってくるので注意が必要です。