第1章 ”Sign-REX システム” FXを知る 多彩な注文方式
FXでの利益の上げ方、取引内容について説明しましたが、今回は具体的な注文方式について説明します。
注文というのは、「買いたい、売りたい」の行為をオーダー(注文)することですが、これにはエントリーとイグジットの二つがあります。
エントリーで「買った」注文は決済するときは逆の「売りたい」で注文します。必ず対となります。
Sign-REXでのハイブッリドトレードではエントリーを裁量で注文し、決済を自動で注文します。
MT4での注文方式 — シンプルに見えるけど、奥が深い
皆さん、FX取引に興味を持たれているということは、もうすでに何かしらチャレンジを始めているかもしれませんね。私も、最初は「注文ってどれを使えばいいのか…」と迷ったものです。
でも安心してください。MetaTrader 4(MT4)というのは、初心者にも優しく設計されていて、ちょっと理解すれば「なるほど!」となるはずです。
注文というのは、「買いたい、売りたい」の行為をオーダー(注文)することですが、これにはエントリーとエグジットの二つがあります。
エントリーは注文を入れることで、エグジットは決済することです。
利益(損益)が確定するのはエントリーしてエグジットする対の行為で行うのですが、「買い(BUY)」でエントリーしたら、反対の「売り」でエグジットしてすることになります。 逆に「売り」でのエントリーは「買い」でのエグジットとなります。
益とか損が確定するのはエグジットしたときで、エントリーのまま注文を保持しているときは、含み益、含み損となります。
Sign-REXでのハイブッリドトレードではエントリーを裁量で注文し、エグジットしてを自動で注文することになります。
MT4にはいろいろな注文方法があるのですが、それぞれの使い方を知っておくと、取引の幅がグッと広がります。
1. 成行注文 — ここぞというタイミングでパッと行動!
まずは一番シンプルな「成行注文」からです。
これは、今の価格で「すぐに取引したい!」という時に使います。
例えば、ニュースが飛び込んできて、「今だ!」と思う瞬間が訪れた時、成行注文を使えば即座に市場に飛び込めます。
私も、最初だけですが、初めてこの注文を使った時はドキドキしましたが、即時に取引が実行されて結果がすぐ出るので、緊張感もあればスリルも味わえます(笑)。
でも、気をつけてください。成行注文は市場の状況によっては、予想していた注文価格とはズレることもあり、飛び乗りといいてチャートが動いているからと言って慌てて入ると逆に動き大損することもあります。
特にボラティリティが高い時、急に価格が跳ねることがありますから、その点も頭に入れておくといいです。
イメージ的には感情で注文するイメージなので、しっかりチャートを分析しては入れるは入れないを考えましょう。
2. 指値注文 — 「待つ」ことで利益を狙う賢い手法
次に、「指値注文」というものがあります。
これは、今の価格よりも有利な価格に達した時に自動で取引を行う方法です。
例えば、今のドル/円のレートが140円だとして、「139円まで下がったら買いたい」と思う場合、指値注文を出しておけば、その価格に達した時に自動的に買い注文が実行されます。
「待つ」ことが必要ですが、自分が狙った価格で取引ができるため、慌てて飛び込む必要はありません。
私はチャート分析して押し目買や戻り売りの時に使い何度か利益を得たことがあり、「焦らず待つことの大切さ」を学びました。
FXは短期的な利益も狙えますが、時にはゆっくりと構えることも大事なんですよ。
3. 逆指値注文 — トレンドに乗るための「保険」的手法
「逆指値注文」は少し変わった手法ですが、トレンドに乗りたい時やリスクを抑えたい時に役立ちます。
例えば、「この価格以上になったらさらに上がるだろう」と思う時に使うんです。110円で取引していて、112円に達したら上昇トレンドが来ると予想する場合、112円に逆指値を設定します。そうすれば、そこに達した時に自動で買い注文が実行されます。
強いトレンドが発生した際のトレンドフォロー(順張り)に適していると考えられます。
逆指値は、損失を抑えたい時にも使えます。「このラインを超えたら危ない」と感じる価格に設定しておくと、その価格に達した瞬間にポジションを自動で閉じてくれるんですよ。これ、心理的にも助けられる部分が大きいんです。「万が一の時の保険」として考えてみてくださいね。
4. OCO注文 — 両方のシナリオに備えて、リスク管理も万全
OCO(One Cancels the Other)注文は、2つの注文を同時に設定できる注文方法です。一つの注文が実行されると、もう片方は自動的にキャンセルされるんです。たとえば、「この価格まで上がったら売りたいけど、下がったら買いたい」といった状況にピッタリ。
これが便利なのは、どちらに動いても柔軟に対応できることです。市場が予想と反して動いても、どちらかの注文が実行されるので、リスクを抑えつつ利益を狙えるんです。
Sign-REXのExit_EAは「上に行っても下に行っても、どちらでもいいぞ!」という場面でこのOCO注文を自動で使ってます。
5. トレーリングストップ — 利益を追いかけながら、損失も最小限に
そして最後にご紹介するのが「トレーリングストップ」です。これは、利益が伸びている時に、ストップ注文の価格を自動的に追随させる仕組みなんですよ。例えば、110円で買った後、価格が上昇して112円になったとします。その時、ストップ価格を111円に自動的に調整してくれるんです。これにより、利益を確保しつつ、さらなる上昇を狙うことができます。
「もっと利益を伸ばしたいけれど、損失は抑えたい…」という悩みを解決してくれる便利な注文方式です。私もトレーリングストップのおかげで、「あぁ、もう少し待てばよかった」という後悔をせずに済んだことがあります(笑)。
注文方式をマスターして、トレードに自信を持ちましょう
MT4の注文方式は、最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、理解すれば非常に強力なツールになります。最初は成行注文や指値注文、逆指値注文から始めて、徐々にOCO注文やトレーリングストップのような高度な手法も試してみてください。
どの方法を使うかはその時の市場の状況や、あなたの取引スタイルによって変わります。FX取引は、冷静な判断としっかりとした準備が成功のカギです。失敗しても学びのチャンスと捉えて、次に活かせばいいんですよ。きっと、経験を重ねるごとに自分に合ったスタイルが見つかります。
さぁ、あなたもMT4の注文方式をマスターして、より自信を持ってトレードに臨んでくださいね!
よろしいですか?