お金が欲しいと考えるのは悪なのか
✅✅日本人は、あまりお金に執着がないと言われています。
自ら進んで「私はお金が大好きです!」と声をあげる人は少ないでしょう。
日本人は謙虚が美徳とされているが故に、
「いつもお金がない」
「今月も厳しいな」
といった声が多く聞こえてきます。
一方で、
「稼ぎ過ぎてしんどいな~」
「お金が余って仕方がない」
と言うような人は少ないでしょう。
日本には、
「金にがめつい」
「卑しい(金品に対して意地汚い)」
「守銭奴」
などといったように、お金に対してあまり良いイメージがない言葉が多く存在しています。
商人は、農業をする人や物作りをする人よりも下の階級として扱われていたのです。
そういった背景も影響があると考えられています。
若者の○○離れの加速
ニュースなどで、「若者の○○離れ」といった言葉を多く聞いたことがあるかと思います。
特に国の問題になりつつある、「若者の結婚離れ」
結婚しない若者が増えていることにより、少子化問題に拍車をかけています。
結婚しない理由の多くが、
金銭的な理由
結婚にメリットを感じない
コスパが悪い
といったものです。
💥💥人間の本能である「種の存続」をコスパが上回ってしまったのです。
✅✅時代の変化や考え方の多様性、趣味・娯楽の普及など、
様々な要因がありますが、結婚をコスパで考えるようになったのかと、
少し寂しい気もします。
もちろん、結婚だけでなく、初期費用や維持費が高い「若者の車離れ」
上司との付き合いや飲み代がもったいない「若者のお酒離れ」がなども急増しています。
やはり、これらは経済的な理由が問題の根本としてあると考えられます。
お金に対する考え方の差
日本は「お金」に対してあまり好意的な考えが見られませんでしたが、
海外のケースはどうなのでしょうか?
欧米は、学校での金融リテラシーの授業を積極的に取り入れています。
一方、日本は年金制度や社会保険などが充実しているため、こういった差が生まれているのです。
また、海外では積極的に転職が当たり前になっています。
✅✅自身のキャリアアップやスキルアップの為に、転職を繰り返し、自身の市場価値を高めるとともに、どんどん高給取りになっていきます。
企業側も転職を前提とした雇用契約や就業規則を設けているところも多く、優秀な人材に対しては好待遇や賞与を惜しみません。
💥💥これに対し日本は、終身雇用やサービス残業、副業禁止といった考え方がまだ強く根付いており、こういった社会の仕組みや考え方の違いから、こういった差が生まれているものと考えらます。
「お金が欲しい」は悪ではない
よくある「お金で幸せは買えるのか」という議論はここでは言及しません。
人それぞれの価値観や環境によって差が出るのは仕方がありませんので。
💥💥しかし、「お金が欲しい」とう欲求を悪と捉えることは出来ないと考えています。
人間には承認欲求や物欲がある以上、それらをお金で満たすことは可能ですし、「お金が欲しい」という欲求が自らのモチベーションに繋がることもあるからです。
お金で幸せを買えるとは限りませんが、選択肢が増えることは確かです。
✨✨これを機に「お金が欲しい」という感情・欲求について考え直し、
必要であれば、副業や投資といった新たな可能性に挑戦してみるのも良いかもしれません。
よろしいですか?