投資の王道(その158)
投資の王道(その158)
毎年恒例の年末特別編
年末特別編 もしも日足トレードしていたら
1. 日足チャートで通貨強弱を見る
1年間の日足通貨強弱チャートを見てみましょう。
他の通貨に比べて、JPYが大きく上下に波打っているのが分かります。2024年1月から7月に掛けて、通貨JPYが単独で弱くなり、その反動からか、7月から9月に、大底から最も強い通貨に躍り出るなど、異常とも言える挙動を示しました。
この変動には、様々なファンダメンタルズ要因が絡んでいると考えられますが、今回はチャートだけで解析を行います。(他の指数等のグラフ例えば日経平均とか、長期国債先物などと比べて見ても面白いと思いますが、今回は割愛します。)
2.逆相関関係になっている通貨を探す
上のチャートから、
① 1/2 ~ 4/30 USDJPYを買いでトレード
② 7/10~9/16 USDJPYを売りでトレード
③ 10/1~11/25 USDJPYを買いでトレード
年間たった3回のトレードです。
では、どのくらいのpips数が得られたでしょうか?ザクッと終値ベースで概算してみます。
①
141.966 157.781 1581.5pips
②
161.663 140.596 2106.7pips
③
143.540 154.176 1063.6pips
合計 4751.8pips
なんと、たった3回のトレードで4700pipsもの利益(1ロットなら470万円の利益)を得たことになります。
3. では、相手がAUDだったらどうでしょう
上のチャートから、
① 3/18 ~ 7/10 AUDJPYを買いでトレード
② 7/12~9/16 AUDJPYを売りでトレード
③ 9/17~10/25 AUDJPYを買いでトレード
これも年間たった3回のトレードです。
では、どのくらいのpips数が得られたでしょうか?ザクッと終値ベースで概算してみます。
①
97.420 109.053 1163.3pips
②
107.074 94.915 1215.9pips
③
96.183 100.792
460.9pips
合計 2840.1pips
なんと、たった3回のトレードで2800pipsもの利益(1ロットなら280万円の利益)を得たことになります。
USDJPYとAUDJPYの2通貨ペアでトレードしていれば、合計で7500pipsにもなるわけで、税金の2割を引いても、FXだけで、年収600万円が実現できるのが、日足トレードなのです。
4. 究極の逆相関インジケータを使う
日付を2024年7月10日に遡って、「究極の逆相関インジケータ」を使ってみたものです。
AUDJPYは、相関係数が -0.71 と逆相関関係にあり、しかも日足レベルで急上昇中ですので、AUDJPYを買って良しの相場環境になっています。
同様に、日付を2024年10月10日に遡って、「究極の逆相関インジケータ」を使ってみたものです。
USDJPYは、相関係数が -0.86 と逆相関関係にあり、しかも日足レベルで急上昇中ですので、USDJPYを買って良しの相場環境になっています。
5. 各国通貨の相関をみる
通貨強弱の逆相関を視点としてきましたが、通貨強弱の相関という点でチャートを見ると、またまた面白い観点に立つことができます。
(1) CHFとJPY
よろしいですか?