薄商いを予想、大型注文で荒い値動きに注意! ~11月22日の注目点とスケジュール~
◎本日の注目点
1)米感謝祭と週末・月末要因
米国は感謝祭で休場。 明日は東京は祝日で休場。 金曜日はブラックフライデー。 25日が日曜日の為、本日or明日が実質五十日。
本日から様々な、要因が絡んだ状況です。 商いは薄くなる事が想定されます。 薄商いの中、五十日要因の仲値やFIX、クローズ間際のポジション調整などの大型注文が出ることで、荒い値動きになる事が想定されます。 また、感謝祭を起点に年内のポジションを調整・手仕舞いが始まります。 手仕舞い注文にも気を付けたいと思います。 スイングやポジショントレードについても、終わりを見極めながらポジション調整に入っていきたいと思います。 短期トレード以外は12月頭から中旬を手仕舞い時期と考えています。
2)Brexit交渉とメイ政権
昨日メイ首相とユンケル欧州委員長がBrexit交渉について会談が行われました。 ただ、合意には至らず、再度24日に会談の予定となっています。 25日には臨時EUサミットが予定されており、Brexit交渉も大詰めを迎えています。
英国と欧州の間では、Brexit交渉大詰めとなっていますが、欧州内ではスペインが反対しています。 また、英国内では議会承認は得られない見通しです。 欧州と英国の間で合意に至ったとしても、双方の国内での承認が注目点となってきます。
その他にメイ政権、メイ首相の不信任案懸念は一旦後退した模様です。 この点に関してはポジティブに受け取っても良いかもしれません。
3)イタリア予算案と制裁
昨日、欧州委員会はイタリアに対し制裁を課す可能性を公表。 イタリア予算案に対し再度、修正を求めました。 EUのルールに基づいて、「是正措置を求める過剰財政赤字是正手続き(EDP)」を勧告しました。 これにより、欧州委員会は最大でGDPの0.5%相当の制裁金を課すことが出来るようになります。 ただし、今日・明日にでも制裁金というわけではなく、手順を踏んでいき早くても来年以降になります。
イタリアは今回の勧告に対し、「われわれは、予算の数字に納得している。1年後に分かる」「政府の財政目標は有効」「イタリア国民に対する無礼行為に当たる」と譲歩をしない姿勢を表明しています。 イタリアと欧州の間で、どちらが先に折れるか、チキンレースの状況になっています。
イタリアには、予算案に対して別の思惑もあります。 本音については以下にまとめています。
◎本日のイベントスケジュール
11/22(木曜日)
21:30 EUR ECB理事会議事要旨
11/23(金曜日)
00:00 EUR 消費者信頼感
01:30 EUR バイトマン・ドイツ連銀総裁発言
01:30 EUR クノット・オランダ中銀総裁発言
01:30 EUR ビスコ・イタリア中銀総裁発言
02:00 EUR メルシュECB専務理事発言
05:55 GBP ソーンダースBOE外部理事発言
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