危険!リベンジトレード
損失を取り返そうとする「リベンジトレード」は、FXにおいて最も危険な行動の一つです。
以下に、その理由を詳しく説明します。
1. 感情的なトレードになる
損をした後に「取り返したい」と思うのは当然の心理ですが、この状態では冷静な判断ができなくなります。感情的なトレードは以下のような悪影響をもたらします。
- エントリーが雑になる → 本来のトレードルールを無視し、根拠の薄いエントリーをする
- ロットを大きくしがち → 損を早く取り戻そうとして、過剰なリスクを取る
- 損切りが遅れる → 「損を取り戻すはずのトレードなのに、また損するのは嫌だ」という心理で損切りをためらう
この結果、さらに大きな損失を出し、取り返すどころか口座資金を溶かす原因になります。
2. 短期的な結果に固執してしまう
FXは統計的なゲームであり、短期的な損失は避けられないものです。たとえば、勝率60%の戦略を使っていたとしても、連敗することは十分ありえます。
しかし、「負けを取り返したい」と考えると、長期的な優位性を無視し、目先の損益ばかり気にするようになります。これでは本来のトレードプランが機能せず、せっかくの優位性を自ら潰すことになります。
3. 期待値を無視した無謀なトレードになる
勝てるトレーダーは、トレードごとに期待値(統計的に見て利益がプラスになるか)を計算しています。
しかし、リベンジトレードでは「とにかく勝たなければならない」という心理が強くなり、期待値がマイナスのトレードでもエントリーしてしまいます。 たとえば↓
- トレンドが明らかに逆方向なのに、無理にエントリー
- 経済指標発表直後の乱高下でギャンブルトレード
- 普段使わないインジケーターや手法に手を出す
こうした無計画なトレードは、損失をさらに拡大させるだけです。
4. 損失をコントロールできなくなる
リベンジトレードの恐ろしい点は、一度ハマると損失をコントロールできなくなることです。
「あと1回だけ…」
「もう少し耐えれば戻るはず…」
「ここで負けたら終わりだから、ロットを倍にしよう…」
こうした心理が積み重なり、最終的に資金が尽きるまでやめられなくなることが多いです。実際、破産するトレーダーのほとんどは、このパターンに陥っています。
5. トレードの本質を見失う
FXはギャンブルではなく、「統計的な優位性を活かして資金を増やしていくゲーム」です。
しかし、リベンジトレードをすると、合理的な意思決定ができなくなり、まるでカジノで負けを取り返そうとするギャンブラーのようになってしまいます。
本来、損失は「コスト」として受け入れ、適切なリスク管理のもとで次のトレードをすることが重要です。
では、どうすればいいのか?
リベンジトレードを防ぐための対策として、以下の方法を取り入れると効果的です。
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負けたら「休む」
→ 一定の損失が出たら、その日はトレードをやめる。感情が落ち着いてから再開する。 -
ロットを固定する
→ 「取り返そう」としてロットを上げないようにする。トレードごとに同じリスクを取る。 -
ルールを明確にする
→ 事前にエントリー・損切り・利確のルールを決め、それを絶対に守る。 -
トレード日誌をつける
→ なぜ負けたのかを分析し、次に生かす。感情的になっていたかどうかを記録する。 -
期待値を意識する
→ 「このトレードは長期的に見てプラスになるのか?」と考え、衝動的なエントリーを避ける。
まとめ
損失を取り返そうとするトレードは、ほぼ確実にさらなる損失を生みます。FXで生き残るためには、短期的な損失を受け入れ、統計的に優位なトレードを続けることが重要です。
もし負けたら、一度冷静になり、本来のトレードルールに戻ることが最優先です。
リベンジではなく、計画的なトレードで資金を守ることが、最終的に勝ち組トレーダーになる秘訣です。
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