仮想通貨とはそもそも何なのか?初心者に超分かりやすく教えます。
今回は、昨今話題の仮想通貨について、その仕組みや特徴、なぜ世界中から注目されているのか、などについて初心者に向けて分かりやすく解説していきます。
今まで何となくしか仮想通貨のことを理解していなかったあなたも、この記事を読んだ後には友達に分かり易く仮想通貨を説明出来るようになっていると思いますよ。
極力分かりやすい表現で解説しているため、肩の力を抜いて気軽に読んで進めて頂けたら嬉しいです。
仮想通貨とはそもそも何?初心者に超わかりやすく説明します!
仮想通貨とは、すごく簡単な言葉で説明すると、「インターネット上で自由にやりとりできるお金」のことです。
これまでのお金は、千円札や百円玉など実際に手に取れる紙やコインで作られたものでした。
そのため、お金を人から人に渡す場合には、渡したい人に実際に会ってお札やコインを手渡しする必要がありました。
これに対し、仮想通貨はインターネット上で自由にお金を人に送ることができます。
そのため、わざわざ人に会う必要がありません。
これは、手紙が電子メールに変わった時に非常に便利になったのと似た状況と言えると思います。
手紙も電子メールが誕生するまでは紙で送る必要がありました。
そのため、遠くにいる人に手紙を送る場合には、自分で手紙を届けられないため、郵便局にお願いして届けてもらう必要がありました。
電子メールが誕生したことで、どんなに離れた場所にいても、手紙を電子メールというかたちで自由に送ることが出来るようになりました。
当然ですが紙を遠くまで届ける必要がなくなったため、一瞬で伝えたい内容を伝えることが出来るようになり、それまでの状況と比べると非常に便利になったことが分かりますね。
仮想通貨を利用すると、手紙が電子メールになったのと同じように、海外など遠くに住む人にお金を送りたい場合に、一瞬で簡単にお金を送ることができるようになります。
そして、仮想通貨のもう一つの特徴は、「世界中で共通に使えるお金」であることです。
これまで海外で買い物をする場合、日本円を海外で利用することができないため、わざわざ現地の通貨に換金してから買い物をする必要がありました。
例えば、アメリカであればUSドルが必要ですし、ヨーロッパであればユーロが必要になります。
これに対し仮想通貨は「世界で共通に使えるお金」のため、世界中で仮想通貨を利用できる環境が整備されれば、
日本でもアメリカでもヨーロッパでも、どこにいても仮想通貨で買い物をすることができます。
今は海外旅行をする際、現在は海外に到着したらまず現地の通貨に換金し、旅行から帰国したら成田空港で余った現地通貨を日本円に戻す作業が必要になります。
これが、仮想通貨を利用すると全く必要なくなります。
換金の作業時間だけでなく、手数料もかからないため、便利かつ手数料分のお金を節約することが出来ます。
以上のように、仮想通貨はインターネットで自由にやりとりができ、世界中で共通に利用できる特徴を持っており、これまでのお金と比べて非常に便利な点が多いため、世の中の注目を集めています。
仮想通貨のそもそもの仕組みは?
先述した様に仮想通貨とはそもそも何か?
で、仮想通貨とは何かを理解してもらえたと思います。
では次に、仮想通貨の仕組みについて見ていきましょう!
仮想通貨は、お金のやり取り(取引情報)をブロックチェーンという仕組みでインターネット上に記録し、みんなで不正がないかチェックすることで運用されます。
一般的にインターネットに記録する情報は、簡単にコピーや改ざんが出来てしまいます。
例えば、スマホで撮影した画像をインターネットにアップロードした場合、その画像は自由にコピーすることが出来てしまいます。
また、画像の中身も簡単に編集することが出来てしまいます。
(人の顔を挿げ替えられたり、画像内の看板の名前や車番などの文字を書き換えてしまうことも簡単に出来ますね。)
仮想通貨もインターネット上の画像のように簡単にコピーや改ざんが行われてしまうと、
不正が横行して通貨として成立しないため、様々な工夫でコピーや改ざんをチェックしています。
もっとも代表的な例が、ブロックチェーンという仕組みですね。
仮想通貨では、まとまった取引情報をブロックという単位でまとめて記録します。
このブロックを記録する際に、前のブロックとの繋がりを証明するコードを暗号化して埋め込みます。
このコードは、前のブロックの中身が改ざんされると、それが分かるように生成されるため、
このコードを確認することでブロックの内容(取引情報)が改ざんされたかどうかを簡単に確認することが出来ます。
ブロックは取引がある度に日々作成され続けるため、改ざんされていなことがチェックされたブロックが次々に連結され、
一つの鎖のように繋がっていくことになり、この鎖をブロックチェーンと呼びます。
ブロックチェーンでは、前後のブロックの繋がりが保証されているため、この長い鎖で繋がれたブロック全てで不正がないことが証明されているため、
もしどこか1つのブロックを改ざんしようとすると、鎖の最初のブロックから最後のブロックまで、全てのデータを改ざんする必要があります。
全てのデータを改ざんするためには当然ながらそれなりの時間がかかります。
この間にも新たな取引が発生し、新たなブロックが連結されていくため、改ざんが追い付かず、事実上データを改ざんすることができない仕組みになっています。
このように、仮想通貨は画像のように簡単にコピーや改竄を行うことができないため、「安全なお金」としてインターネット上で利用することが出来ます。
仮想通貨の種類はなぜこんなにも種類があるの?
さて、仮想通貨の種類がなぜこんなにも多いのか?
世界中で利用できるなら、1つだけ良いではないか!?
と思うかもしれませんが、現在仮想通貨の種類は2000以上もあるとされています。
最初に誕生した仮想通貨はビットコインで、サトシナカモトという人物が仕組みを発明し、2008年に世の中に公表しました。
これまでのお金の概念を大きく変える仕組みであったことから、様々な人が支持し、
興味を持った何人かのエンジニアが、サトシナカモトの発明を実際に動くシステムとして開発し、運用が開始されることになりました。
ビットコインの開発エンジニアは世の中に点在しており、最初は皆で協力しながら開発を進めていましたが、徐々に意見の食い違いが出てくるようになりました。
各自が理想とする仮想通貨を実現するために、ビットコイン以外の仮想通貨をそれぞれが開発を始めました。
その結果、ビットコイン以外にも複数の仮想通貨が生まれました。
その中には、ビットコインの仕組みを応用してお金の取引情報だけでなく、契約情報までブロックチェーンに記録することを目指すイーサリアムや、
効率的な銀行間の国際送金に特化した仮想通貨であるリップルなどがあります。
その後、ビットコインが世界中で知られる存在になり、その価値が急激に上昇したことから、投機目的で注目されるようになりました。
ビットコイン以外の仮想通貨にも投機目的で多額のお金が流れ込むような状態になり、
仮想通貨上場による利益を狙った第二のビットコインを目指し、世界中で新しい仮想通貨が次々に生まれるような状況になっています。
仮想通貨になぜ世界中で注目を集めている?
仮想通貨が世界の注目を集める理由は、これまで金融機関が果たしてきた役割を一変する仕組みをもっているためです。
これまでのお金の送金は、
- 各国の金融機関が異なる自社システムを利用していること
- 世界の各国が独自の通貨であること
など間に様々な調整作業が必要となるため時間もお金もかかる状況でした。
仮想通貨では、金融機関を介さずにお金を送金出来るため、時間も手数料もかからずにお金をやりとりすることが可能になります。
金融機関としては、これまでの自分達のビジネスが必要なくなってしまう可能性もあるため、仮想通貨と共存するために自分達のシステムに仮想通貨の仕組みを導入する流れになってきています。
例えば仮想通貨リップルには、世界中の金融機関の他、Googleなどの大企業も出資し、共同開発などを進めています。
このように、仮想通貨には金融システムを一変してしまうポテンシャルがあるため、世界中の金融機関や大企業が注目を集めています。
仮想通貨と金融庁の関係性
世界中が仮想通貨に注目している中、日本の金融庁が注目を集めているのも過言ではありません。
2014年にマウントゴックスという仮想通貨取引所がビットコインを流出したことにより経営破綻となる事件がおこりました。
この時、金融庁はまだ得体の知れない仮想通貨に対しては様子見の段階で法規制の対象にはなっておらず、マウントゴックス利用者は大きな損害を被ることになりました。
金融庁はこの事件の教訓を生かし、2017年に「改正資金決済法」を施工し、仮想通貨取引業者の登録制度が導入されました。
その後.......続きはこちらで⇩
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