2019年01月16日09時52分:EU離脱法案否決、今後のシナリオは[志摩力男氏メルマガより]
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東京時間の16日早朝、英議会がEU離脱法案を否決(反対432、賛成202)。歴史的大差での否決となりました。今後のポンドやユーロをどう予測するのか、GogoJungleが提供している投資メルマガ「志摩力男の実戦リアルトレード」で、志摩さんは次のように書いています。
今後のシナリオですが、3日以内(1月21日まで)に政府は代替案を出すことができます。3回目、4回目の採決になるかもしれません。しかし、それらの法案も否決されるでしょう。
しかしながらそれでも、最終的には、政府案によく似た少し違う案が採決されるものと多くのセルサイド(証券会社のことです)アナリストは見ています。徹底的に否決されている案がどうして最終的に採用されるかというと、英国政局が絡むからです。どの議員も自分の政治的パフォーマンスが最大に発揮されるように動きます。よって、メイ首相の案はダメでも、よく似た超党派の議員で提出した案には賛成できる、というのが最終的な落とし所ではないかということです。このあたりは、英国政治に通じてないとわからないところがあります。
(中略)
すこし、難解な話になりましたが、こんなところが今後のあり得るシナリオになりそうです。しばらく決定的な話は出てこないので、ポンドは取引困難となりそうです。ただ、メインシナリオとしては、緩やかでソフトな合意案になりそうなので(合意なき離脱は、どうやら超党派の議員連合ができそうなので、そのシナリオの可能性はかなり低いようです)、ポンドは少し買われ気味になると推測されます。
その他の通貨に関しては、ユーロが重くなりそうです。ドル円ショートより、ユーロ円のほうが良くなるかもしれません。豪ドルは中国が減税案を出していることを見逃してました。実際に効果的かどうかはわかりませんが、規模は小さくないので、少しリサーチしたいと思います。
『志摩力男の実戦リアルトレード』(志摩力男) より引用。
全文をご覧になりたい方は下の「志摩力男の実戦リアルトレード」バナーをクリックして、お申し込み方法など詳細をご確認ください。はたして「合意なきEU離脱」を回避することはできるのでしょうか?(編集部)
ポンドドル、15分足。TradingViewによるGBPUSDチャート
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