幸せな人が勝てるトレーダーになれる
元経理マン、心理カウンセラートレーダーたかしです。
勝ちトレーダーになるために、手法探しをやる人が多いと思います。
勝ちトレーダーの思考法を身に着けようと考える人は、なかなかいないでしょう。
すべては思考からはじまる
考え方や価値観で勝てるトレーダーになれるかどうかも分かれてしまう。
それだけ思考は大事なことです。
なぜ、トレードで勝ちたいのですか?
お金がほしい、あれを買いたい、行きたくない会社を辞めたいなど、いろいろな理由があるかと思いますが、
結局は、「幸せになりたい」という目的のためと言えるんじゃないでしょうか。
幸せになるために、トレードで勝ちたい。
トレードで勝てたら、幸せになれる。
と、思っている人は多いでしょう。
しかし、実は逆なんです。
幸せな人が勝てるようになるんです。
ポジティブ心理学という分野の調査研究の結果、
成功したら幸せになるのではなく
幸せな人が成功する
ということがわかったんです。
この研究の内容はまた機会があれば紹介したいと思います。
今回は、そもそも「幸せ」とは何か?という話で続けていきます。
成功するために、まず幸せになる必要があるとわかった。
では、どうすれば幸せになるのか?
心理学の世界では、2つの説があります。
1つは、ボトムアップ説
「○○があったら幸せ」
という考え方。
お金があったら幸せ、高級ブランド品があったら幸せ、恋人がいたら幸せ、かわいい子(イケメン)に告白されたら幸せ、猫がいたら幸せ!
あれがあったら幸せなのにな~って考えませんか?
あれもこれもあったらきっと幸せだろうと。
プラスのできごとの総数が幸福感を決める。
というのが、ボトムアップ説。
幸せは外的要因で決まる。
もう一つの説は、
トップダウン説
できごとそのものよりも、
個人の性格や考え方が幸福感を決める
という説。
最初の説とは逆で、幸せは内的要因で決まる。
さて、どちらの説が正しいと思いますか?
この2つの説、どちらが正しいのか?
心理学の世界で長く議論されてきたことです。
それから多くの研究により、
トップダウン説の方が正しい
ということがわかりました。
できごとそのものよりも、
個人の性格や考え方が幸福感を決める
幸せは内的要因だったんです。
「○○があったら幸せ」という外的要因ではない。
「○○があったら幸せになれるのに」「○○がないから幸せじゃないんだ」と考えるのは間違いということです。
○○がないから幸せじゃないと考える人は、考え方を変えることで幸せになれます。
別の言い方をすれば、幸せの考え方をしていないから、幸せじゃないだけなんです。
外的要因ではなくて、内的要因を変えることで幸せになれます。
幸せになるための考え方
具体的にひとつ紹介します。
自分に起きたことは、100%自分が原因だと考える。
誰かのせい、何かのせいにしない。責任転嫁しない。
これが幸せな人の考え方価値観です。
幸せなお金持ち、大富豪の方たちも、この考え方は常識なんです。
トレードで負けた原因を、自分以外のせいにしてませんか?
「何かのニュースがあったから暴落して負けた、トランプさんが余計な発言するから負けた、ヘッジファンドが売り浴びせたせいで負けた。」
「あれのせい、これのせい、ひどいひどい」
こういう考え方している人は勝てるようになれません。
負けた原因は、100%自分にあると考えましょう。
幸せな人の考え方ができていない人は勝てないとも言えます。
なので、まずは幸せな人の考え方を身に着ける必要があるわけです。
以前やっていたブログで、こういう話を書いていた時に、こう言われたことがあります。
「人のせいにしないのは立派な考え方ですね」
立派な考え方ということではなくて、人生をよりよくするための合理的な考え方です。
100%自分が原因と考えることで、解決できない問題を解決できる問題にすることが可能なんです。
他人は変えられない、変えられるのは自分だけ。
何かのせい、誰かのせいと考えると、何かや誰かを変える必要があります。
しかし、他人は自分の思い通り変えられません。
自分以外のせいにしていては、問題が解決できなくなってしまうんです。
「トランプさんが余計な発言するから負けた」と言っている人は、自分が原因とは考えないから、反省しませんよね。
そしたら、何も改善できません。
また、トランプさんの発言のせいで負ける可能性があります。
だれかのせい、何かのせいにしていては、ずっとだれかのせい、何かのせいで負けるしか道はないでしょう。
心理学者の三大巨匠のひとり、アルフレッド・アドラーのアドラー心理学も同じ考え方があります。
「アドラー心理学入門 岸見一郎著 KKベストセラーズ」という本から引用させて頂きます。
自分の生き方の問題として見るとき、アドラー心理学は非常に厳しいものであるといわなければなりません。
昔も今もすべては自分に責任があるというような考え方は容易に受け入れられてこなかったのではないか、と思います。
自分の人生は他の誰も代わってくれませんし、うまくいかないときも自分に代わって問題を解決してもらえるわけでもなく、
うまくいかないことの責めを自分以外の外的なもの、あるいは過去の出来事、才能、そういったものに帰することを
断固拒否するのです。
自分には何もする余地がないとすれば、不幸(不幸だと思える事態)を前にして
ただ手をこまねいて待っていることしか私たちには残されていないことになります。
以上。
不幸を自分以外のせいにすると、自分以外は思うようにコントロールできませんから、
自分では何もできない、どうすることもできない、
ずっと不幸のままでいるしかなくなってしまう問題になります。
幸せな人は、不幸だと思える事態が起きても、自分以外のせいとは考えず、
すべて自分の責任、自分に原因があると考えて、
自分を変えていく、自分を改善して解決していく道を選択します。
大富豪の考え方の話があります。
これまでさまざまな大富豪と接してきましたが、彼らが愚痴をこぼす姿は見たことがありません。
自分の人生を主体的に生きていくとは、こういうことではないでしょうか。少なくとも、愚痴をこぼし続ける人生より、はるかに魅力的であることは間違いありません。
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トレード動画UPしています:10万円を100万円にしたトレード公開
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