株式投資の未来はPythonを使う取引ツールSMART TRADEにあり
株式取引のツールルSMART TRADEという名前を聞かれたことはないでしょうか?
日経新聞にも幾度となく取り上げられているので、聞き覚えのある投資家様もいらっしゃると思いますが、一言で言うと「プログラミング言語Pythonを使用して自動的に株式取引を行なう取引ツールQuantX」とQuantX上で稼働する売買戦略アルゴリズムを売買するプラットフォームQuantX Storeを提供する会社です。
先日、実際にQuantXを操作して日本株のスクリーニングとバックテストまでを行なって参りましたので、本日は、その模様をご案内したいと思います。
下の画が、SMART TRADEのサイトです。ここからQuantXに入ることができます。
QuantXは、正しくはQuantX Factoryと呼ばれ、Pythonでのアルゴリズム開発環境をクラウドサービスで提供するものです。
Pythonは分かりやすく、少ないコード行数で書けるといわれ、多くのソフトウェアエンジニアが実際に業務などで使用しています。
SMART TRADE代表取締役の内田 友幸氏に聞いたところ、最近は、2,000万円問題の報道で会社勤めの給与収入だけでは将来が不安だということを考えた20代のソフトウェアエンジニアが、投資に目を向け同社のセミナーにも多数参加するようになっているということです。
セミナーでは、はQuantX Factory内にサンプルアルゴリズムが用意され、移動平均線を使った株式のスクリーニングを行ないました。
Pythonをかじったことがある人でテクニカル分析などの取引の知識があれば、あっという間に売買戦略アルゴリズムを作ることができるでしょう。
プログラミングが初めてという人も、サンプルアルゴリズムを学習することで程なく開発ができるのではないかと思われました。
アルゴリズムの作成が完了したら、「テスト」をクリックし期間を指定してバックテストを行ないます。
日本証券取引所の銘柄のヒストリカルデータ10年分が保存されており、それを使用してバックテストが行われます。
今回は2年程度のバックテストを行ないましたが、数秒で完了しました。
サンプルアルゴリズムですので、バックテスト結果は優秀と言えるものではありませんが、社長の内田氏によれば、既にリートやインデックスの売買戦略アルゴリズムで優秀なものが多数出品されており、機関投資家なども優秀な売買戦略アルゴリズムを求めて商談に至っているとのことです。
また、Pythonの特徴であるAIを使用した売買戦略アルゴリズムも出品されてきているということで、近い将来、手動で取引をする投資家は続々とQuantXで自動取引を行なう投資家に置き換わるか、手動とQuantXでの自動取引をミックスした取引を行なうようになるのではないかと感じました。
Report by Hayakawa
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