反転成功率の高いパターンを選定して表示してくれる「Star Harmonic」
ハーモニックパターントレードは欧米で生まれた比較的新しいチャート分析手法です。
用途としてはパターンが完成されたら反転する確率が高いので、逆張りに使われます。
見た目がきれいなので興味がある方も多いのではないかと思いますが、実際にトレードに活かそうと思ったら、結構難しいのです。
なぜなら、
・ハーモニックパターンが重複している場合はどれを重視したらよいか?
・パターンが完成しても反転せずにトレンドが継続してしまった場合、損切はどこにおけばよいか?
・パターン完成後の反転の利確ターゲットはどこにおくか?
といったことは自己裁量で行わなくてはならないので、トレード初心者の方が”パターン完成した!逆張りエントリーだ!”でエントリーしても玉砕してしまうケースが結構あるのです。
今回紹介するのは、今までハーモニックパターントレードで挫折した方にもおすすめできる、「Star Harmonic」というインジケーターです。
ハーモニックパターンでのエントリーゾーンや損切、利確ターゲットはどうやって決めるのか?
ハーモニックパターントレードで最もわかりにくいのは損切と利確ターゲットではないでしょうか。
その点も、Star_Harmonicはわかりやすく表現されています。
以下出品者Peaky FXさんのブログから引用
エントリー
ハーモニックパターンの条件が成立すると、チャート上にパターンの図形、右側のスペースにフィボナッチリトレースメントとPRZが表示されます。
PRZとはPotential Reversal Zone(潜在的な反転ゾーン)の略で、複数のフィボナッチエクステンション/エキスパンションの水準(ライン)によって構成されています。簡単に言うと「そのパターンが成立するとこのゾーンの中で反転しやすいですよ」ということを示しています。
つまり、それぞれのパターンが示す反転サインはピンポイントの水準ではなく、ゾーンとして幅を持った水準なのです。
PRZの中に含まれる水準(ライン)の中でも、複数の水準が重複/近接していたりトレンドラインと交差していたりすると、そこで反転する確率が高まります。エントリーポイントを決めるときには、このようなPRZの特性を踏まえて、なるべく引き付けた位置でエントリーします。
上図ではサインが出たポイントでエントリーしても悪くないですが、PRZの中の1本目のライン(107.35)まで引きつけてエントリーできるとbetterですね。
エグジット(利益確定)
ハーモニックパターンが捉える反発は大きいものから小さいものまで様々です。利益確定の目標値は、初期の目標値を38.2~61.8%レベルに定め、ここに到達した後はトレーリングストップを使って利益を伸ばします。
具体的には大きくて値幅の大きいパターンの時には38.2%、小さいパターンの時には61.8%という具合に調整するといいでしょう。
トレーリングストップの方法は、反発後に到達した最高値/最安値からの38.2%戻しに設定する方法が紹介されています。もっとも特別なツールを使わないと難しいので、実際には通常の固定値幅のトレーリングストップで代用することになると思います。
エグジット(損切り)
損切りの目安にもPRZを用います。PRZは反発しやすい抵抗ラインであるので、その水準にストップを置くことは理にかなっています。
機械的にPRZ内で一番奥の水準をストップにおいても良いですが、前述した特性を利用して反発しやすい水準にタイトなストップをおくのがお勧めです。ハーモニックパターンは当たる時は当たる、外れる時は素通りで外れる、と割とはっきりしているので、損小利大のトレードを仕掛けやすいのが強みです。
上図ではPRZに2本しかラインがなくて、重複や近接もしていませんから、2本目のラインにストップを置くことになります。
以上がStar Harmonicを使ってのトレード方法なのですが、便利だな!と思った点を紹介しますね。
矢印サイン表示でエントリータイミングが確認しやすい
過去チャートの形状において、パターン認識が何通りにもとれるケースがあります。
その場合、複数のパターンが描画されると重なり合って表示されたりして認識しづらいですよね。
Star_Harmonicは最新のパターン以外はすべてテキストと矢印サインが残っているだけなので、あとからそのパターンが有効だったかどうかの確認を容易に行うことができます。
▲直近のハーモニックパターンだけ描画されます。赤で塗られている場合は逆張り反転は「売り」というのもわかりやすい
▲過去のパターンは矢印付近にマウスポインターを当てると描画されます。複数のハーモニックパターンサインが出ている場合でも、
テキスト+矢印だけなので邪魔にならない!
▲ハーモニックパターンの種類はデフォルトでは24種類を認識させるようになっています
▲基本パターン13種+拡張パターン33種の全46種類全部のせと比較してみた場合。
かなり良いポイントに逆張りサインが出ているのではないでしょうか!
また、パターン認識の種類はとても多いのですが、独自のパターン選別アルゴリズムによって統計的に不利な局面をフィルタリングして表示するパターンの選別を行っているとのことです。
TD Sequentialと一緒に使うことで反転確率アップ
開発者の「Peaky FX」さんが一緒に利用することをおすすめしている無料インジケーター、TD Sequentialを同時に使ってパターンの精度を見てみました。
TD Sequential は簡単にいうとトレンド継続の本数を数え、9で短期トレンドの終了、13で中長期トレンドの終了を教えてくれるインジケーターです。
ハーモニックパターンも逆張り用ですから、TD Sequentialの9,13と重なるポイントはさらに反転確率の精度がアップするのでは?ということです。
▲TD Sequentioal 9、13の出現とハーモニックパターン完成の矢印サインのタイミングが重なると更に反転確率アップ!
また、水平線トレード、ライントレードなどとも相性が良さそうですね。サポレジ転換のラインでパターン完了サインが出た場合も良さそうですね。
これまで「ハーモニックパターンって難しそう…」と思われていた方でも、きっとすぐに使い勝手の良さを実感されると思います。
精度なハーモニックパターン検出ツール、Star Harmonic
一緒に使うと精度アップ、こちらはなんと無料
Written by Tera GogoJungle Marketing.
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