100%自分が原因。「誰かのせい、何かのせいで負けた」という考え方を捨てないと勝てるようにならない。
元経理マン、心理カウンセラートレーダーたかしです。
今回は、100%自分が原因という話です。
誰かのせい、何かのせいにしない。
責任転嫁しない。
トレードで勝てるようになるためには、
「誰かのせい、何かのせいで負けた」という考え方を捨てないと勝てるようにならない。
例えば、
突発的なニュースのせいで負けた
要人発言のせいで負けた
FX会社のせいで負けた
フラッシュクラッシュのせいで強制ロスカットになった
ファンドに狙われた、ひどいひどい
こういう発言していませんか?
誰かのせい、何かのせいで負けた被害者ですね。
こういう人は勝てるようになりません。
なぜなら、自分以外のせいで負けるのであれば、自分ではどうすることも出来ないことになるからです。
”自分が被害者になる選択”をすると、反省や改善はできなくなります。
反省や改善もせずに同じことをしていたら、また、同じ結果(負け)を受け取ることになるでしょう。
当然の原因と結果です。
負けた原因は、100%自分に原因がある
そう考えることで、自分が反省し改善できる可能性が出てきます。
『7つの習慣―スティーブン・R・コヴィー著』
自己責任の原則
問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。
この考え方はトレードに限らず、
自分の人生をよりよく幸せにしていくための大切な考え方にもなります。
心理学者三大巨匠のひとりアルフレッド・アドラーのアドラー心理学でもこのような考え方があります。
すべては自分に責任がある
『アドラー心理学入門 岸見一郎著』の本にこのように書かれています。
自分の生き方の問題として見るとき、アドラー心理学は非常に厳しいものであるといわなければなりません。
昔も今もすべては自分に責任があるというような考え方は容易に受け入れられてこなかったのではないか、と思います。
~中略~
自分には何もする余地がないとすれば不幸を前にしてただ手をこまねいて待っていることしか私たちには残されていないことになります。
そうではなく自分が人生を創っているのであって、自分がこの人生の主人公であることを知ったとき、人は自分が動くしかないことを学ぶことになります。
以上。
自分以外のせいと考えてしまうと、ただ手をこまねいて待っていることしか出来なくなってしまう。
ここがポイントだと思います。
いま不幸だと思っている人も、すべて自分に責任があると考えて、主体的に自ら人生を創っていくことで、幸せになっていけます。
アドラーは言います。
生まれや環境などに関係なく、すべての人は幸せになれると。
『7つの習慣―スティーブン・R・コヴィー著』「第一の習慣」にもあります。
人生の責任を引き受ける。
主体性を発揮する習慣。
人間の本来の姿は主体的なものである。
だから、意識的な選択にせよ、無意識的な選択にせよ、もし自分の人生が今までの条件付けや周りの状況にコントロールされているとすれば、それは、そうしたものに主導権を譲った結果にほかならない。
自分の人生に対する責任を放棄すると、反応的になる。
以上。
誰かのせいにするということは、自分の人生に対する責任を放棄するということ、幸せを放棄することにもなります。
『「あの人のせいで・・・・」をやめると、人生はすべてうまくいく!』の著者
フレッド・ラスキン(スタンフォード大学臨床科学研究員)のインタビューでこういう話がありました。
誰かを恨むこと、責任転嫁とは、自分の幸福に責任を持たないということの表明です。
責任を持てない自分の代わりに、誰か他の人に権限や責任を譲ってしまうことです。
短期的には有効な対処法でしょう。
例えば、自動車事故にあった直後に、「相手のせいだ、相手が悪い」というのは、有効なわけです。
責任転嫁の問題は、それがどれだけ続くか、ということです。
長期的に有効な他の対処法と同様、責任転嫁も交感神経を刺激し、肉体を消耗させます。
また感情的な経験に関係した心の習慣が出来てしまいます。
恨みはやがて怒りとなり、私たちの視野は狭くなり、怒りの対象への恐れや、無力感を抱くようになります。
怒りの対象を思い出すと、怒りや恨みが呼び起こされ、対象となる人や出来事を、そうした感情抜きには見られなくなってしまいます。
恨む代わりに許すほうがよほど良いでしょう。
人のせいにするのは、自分の現在の幸せは6だが、義理の兄が居なければ8だ、というようなものです。
恨むことで、それだけ損をするのです。
以上。
幸せな大富豪も
誰かに責任転嫁することはけっしてありません。
『執事だけが知っている世界の大富豪58の習慣』
日本バトラー&コンシェルジュ代表新井直之著
これまでさまざまな大富豪と接してきましたが、彼らが愚痴をこぼす姿は見たことがありません。
「胡散臭い人間が近づいてくるのは、自分に隙があるからではないか」「新規事業がうまくいかないのは、自分に見る目がなかったせいだ」と考えるのです。
誰かに責任転嫁することはけっしてありません。
自分自身の行動や判断を振り返って原因を探っていきます。
どんな問題が起ころうと、すべては自分が引き起こした結果と捉えるので、反省はしても不毛な後悔はしませんし、愚痴をこぼすこともありません。
愚痴をこぼすのは、自分自身に文句を言っているのと同じことですから。
自分の人生を主体的に生きていくとは、こういうことではないでしょうか。
少なくとも、愚痴をこぼし続ける人生より、はるかに魅力的であることは間違いありません。
以上。
値動きも他人も自分の思うようにコントロールできません。
コントロールできるのは自分だけ。
コントロールできる自分に意識を向ける。
「相手がこうやってくれれば関係がうまくいくのにやってくれない」
と思うことありません?友人関係、恋人関係、夫婦関係、人間関係すべてそうです。
これは相手が原因でうまくいかないと、相手のせいにしている考え方です。
そうではなく、自分がどうすればうまく行くか?考えましょう。
相手は思うように動いてくれないが、自分はコントロールできます。
ですから、自分が反省して改善していく方向に考えていく。
続きます。
今回のまとめ
「誰かのせい、何かのせいで負けた」という考え方を捨てないと勝てるようにならない。
自分以外のせいと考えてしまうと、ただ手をこまねいて待っていることしか出来なくなってしまう。
問題は自分の外にあると考えるならば、その考えこそが問題である。
責任転嫁とは、自分の幸福に責任を持たないということの表明
幸せな大富豪は、誰かに責任転嫁することはけっしてありません。
自分自身の行動や判断を振り返って原因を探っていきます。
どんな問題が起ころうと、すべては自分が引き起こした結果と捉えるので、反省はしても不毛な後悔はしませんし、愚痴をこぼすこともありません。
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