SWIFT社「銀行のブロックチェーン技術採用は困難」 リップルに対するGPIの優位性を強調
SWIFT社のレイメーカーズ氏が語る「ブロックチェーンの課題」
世界最大の国際送金企業SWFITの国際銀行部門トップであるレイメーカーズ氏が、国際送金におけるブロックチェーンの課題を指摘し、SWIFTが開発したGPIについても言及しました。
SWIFTは1973年に設立され、2019年現在では世界200の国と地域に1万1,000以上の提携金融機関を持つ、世界規模で送金サービスを提供している非上場の株式会社です。
最近では、コスト面の高さが問題視されており、リップル社が開発した「xCurrent」や「xRapid」、アリババグループ傘下のアリペイ社が提供する「Alipay HK」などから猛追を受けている状況です。
American Bankerの報道によるとレイメーカーズ氏は、リップル社などが基盤としているブロックチェーン技術には、以下2点に関連する問題が多数存在する、と指摘しました。
・取引・金の流れの透明性
・規制
レイメーカーズ氏によると、銀行は「他のすべての銀行がみられる(オープンな)口座でいくらお金を持っているか、知られたくない」という意思を持っています。
よって、2つの銀行間で送金を行う場合、「両銀行が同様なKYCプロセスを有していない限りは、信頼しあい、取引を行うことは難しい」と考えられるといいます。
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