方向感が見えてこないFRB、FOMC議事録で方向感が見えてくるのか!? ~2月20日の注目点とスケジュール~
昨日は、NY市場に入るとドル売りが続き、全般的にドル安となりました。 ただ、円も同じくらい売られたことにより、ドル円は膠着状態となりました。
逆に大幅上昇したのが、ポンドです。 メイ首相とユンケル欧州委員長の会談が伝わったことが要因ではないかと思いますが、ホントのところはどうか分かりません。 個人的には、ユンケル欧州委員長と会談したところで、問題が解決するとは思えません。
昨日の動きはリスクオンの始まりなのか!? 本日は20日、五十日要因も影響が出てくるのか!?
◎本日の注目点
1)FOMC議事録
利上げ・バランスシートの縮小についてどのような議論があったのか注目。 年内利上げなし、バランスシートの縮小はゆっくりにペースダウンということで、米株価は持ち直し上昇している。
今回のFOMC議事録で、利上げやバランスシートの縮小が進むようであれば、再度株安に動く可能性があります。 株安は、ドル安・円高につながる可能性が高いので注目です。
2)米中通商協議
昨日の米中協議では、米国側は、中国に対し人民元の安定を条項に盛り込むことを条件に出しています。 為替操作国を非難しながら、米国は通商協議をした国には、為替条項を盛り込んでいるように感じます。 米中間の通商協議がまとまるかどうか!? 為替条項が盛り込まれるのかどうか!? 注目です。
3)英国離脱案
本日、メイ首相とユンケル欧州委員長の会談が予定されています。 昨日、この報道が伝わると、ポンドは買われ上昇しています。 メイ首相とユンケル欧州委員長の会談で期待感が膨れているようだが、このまま何も合意出来なかったときに、失望売りに繋がるのか!? それとも、合意出来ないことは前提でポンド買いが起こっているのか注目しています。
その上で、メイ首相とユンケル欧州委員長の会談で、何か一つでも合意出来れば、ポンドのもう一段上昇も可能ではないかと思います。 ヘッドラインに注目していたいと思います。
◎本日のイベントスケジュール
2月20日(水曜日)
メイ首相・ユンケル欧州委員長会談(ブリュッセル)
米中通商協議
16:00 EUR プラートECB専務理事発言
2月21日(木曜日)
00:00 EUR ユーロ圏消費者信頼感指数
03:10 USD カプラン・ダラス連銀総裁発言
03:30 USD ブラード・セントルイス連銀総裁発言
04:00 USD FOMC議事録公開
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率
◎週間スケジュール
FRBの要人発言で今後の米ドルの方向性が見えてくるか!? ~2月18日週の注目点とスケジュール~
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