ECB理事会議事要旨に注目! TLTRO導入の検討は!? ~2月21日の注目点とスケジュール~
昨日は原油価格の上昇でカナダドルが買われました。 ドルはFOMC議事録公表待ちで小動きでしたが、FOMC議事録はサプライズもなく若干のドル買いで反応しました。
最大の注目だった、メイ首相とユンケル欧州委員長の会談は想定されていた通り、何も決まらないまま結論は延期となりました。 ただ、会談前に合意の見込みとの見解でポンドは買われました。
◎本日の注目点
1)ECB理事会議事要旨
景気後退が懸念される欧州、先日のECB理事会では「TLTRO導入」を検討したと伝わったことでユーロが大きく売られました。 さすがに、今年の利上げは難しい状況と思いますが、再度緩和に向かうのか!?
それとも、ポイント的に「TLTRO」を使う程度に検討しているのか!?
また、どの程度議論が進んでいるのか!? 注目が集まると思います。
注目度も高まっていることと、ユーロドルはレンジ下値に近いことから、内容次第ではレンジ下抜けブレイク! 大きく下げる可能性もあります。 ユーロの動向に注目です。
TLTRO導入については以下も参照ください。
「LTRO」と「TLTRO」ここにきてECBの緩和策! ~FX用語解説~
2)欧州各国PMI
上記、ECB理事会も注目ですが、本日は景気先行指数であるPMIが発表されます。 景気減速が懸念されています。 その中で、PMIは将来の景気予想として使われる経済指標が発表されます。 製造業・サービス業・総合と発表されます。 仮に、下振れが続けて出てくるようであれば、ユーロの下押しにつながる可能性が高いと思います。
3)豪・雇用統計
先日のRBA理事会とロウRBA総裁の発言が要因で、大きく上下したオージードルです。 本日は雇用者数増減と失業率、また明朝にはロウRBA総裁の発言が予定されています。 結果と発言内容次第で、再度大きく動く可能性があります。 要注目です。
豪ドル下落の背景と今後の注目点について! ~2月RBA理事会まとめ~
◎本日のイベントスケジュール
2月21日(木曜日)
09:30 AUD 雇用者数増減・失業率
16:00 EUR ドイツHICP(消費者物価指数)
16:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
17:15 EUR フランス製造業・サービス業・総合PMI
17:30 EUR ドイツ製造業・サービス業・総合PMI
18:00 EUR EU製造業・サービス業・総合PMI
19:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
21:30 EUR ECB理事会議事要旨
21:50 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言
22:30 USD 耐久財受注・フィラデルフィア連銀製造業指数
23:45 USD 製造業・サービス業・総合PMI
2月22日(金曜日)
01:00 USD 原油在庫量
02:35 CAD ポロズBOC総裁発言
07:30 AUD ロウRBA総裁発言
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