本日もポンドが相場の中心か!? ~2月27日の注目点とスケジュール~
昨日は、東京から欧州市場くらいから、離脱期限の延長が噂されポンド買いが進みました。 その後、メイ首相の演説で離脱期限の延長について発言があると、ポンド買いが進みましたが利益確定も同時に出たようで、ポンド買いは思ったよりも進みませんでした。
ただ、その後のロンドンFIXにかけてポンド買いが大きく進みました。
◎本日の注目点
1)パウエルFRB議長の議会証言
昨日に続き、本日も議会証言が予定されています。 昨日の発言からも、想定通りの発言に終始しそうな気がします。 ただ、マーケットも注意しているので、証言が終わるまでは極端な動きは取りづらいと思います。 出ないとは思いますが、利上げやバランスシートの縮小について、前向きな発言が出ないか注意したいと思います。
2)カナダCPI(消費者物価指数)
FRB(米国)が利上げを中断して様子見姿勢になったことで、次に利上げ期待が集まるのがカナダではないかと思っています。 先日のトランプ大統領の発言で原油価格が下がっても、下値は堅く推移しています。 カナダにとって原油価格の安定はポジティブです。 カナダ中銀は利上げはデータ次第といっているので、データが良ければ利上げ期待感は上がってきます。 利上げ判断に使われるCPI(消費者物価指数)は要注目です。
3)英国離脱案
昨日は、離脱期限の延期について情報が出たことで、ポンドが大きく買われることとなりました。 本日は、以前の予定であれば採決日だったのですが、その内容に近いことを、昨日メイ首相が発表してしまいました。 本日は、同じような内容で採決するのか、それとも別の内容で採決するのか注目しています。 どちらにしても、本日予定されていた採決は、修正案に対するもの。 本採決は3月12日ではないかと思います。 昨日のメイ首相は3月13日までに実施と発言しています。 それまでは、ヘッドラインが出てくる可能性は高いので、要注意です。
◎本日のイベントスケジュール
2月27日(水曜日)
英国議会・離脱案採決
米朝首脳会談
09:30 AUD 建築完了件数
10:30 JPY 片岡審議委員(日銀理事)発言
16:00 NOK ノルウェー失業率
19:00 EUR 欧州圏 消費者信頼感指数
22:30 CAD CPI(消費者物価指数)
2月28日(木曜日)
米朝首脳会談
00:00 USD パウエルFRB議長下院議会証言
00:30 USD 原油在庫量
09:01 GBP 英国Gfk消費者信頼感
10:00 CNY 中国製造業PMI
10:30 JPY 鈴木審議委員(日銀理事)発言
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