《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》分かっているようで、分かっていませんね。
おはようございます、松下です。
先日講演したセミナーの中では、
ここ数年実施しているワークショップ形式を
取り入れて、参加者と様々に意見を交換しました。
その中で、ふと疑問に思ったので、
私から参加者へ、1つの質問をぶつけてみました。
その質問とは、
「どうすれば株式投資で利益を上げることができますか?」
FXや商品市場の投資家の方は、
上記の質問の株式投資の部分を、
FX、商品投資に置き換えて考えてみてください。
では、ここで1分、時間を取りましょう。(笑)
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当日は、参加者からランダムに意見を
聞いてみました。
ルールを守って売買を行う。
トレンドに乗る。
資金管理を行う。
色々な意見が出て、もっともらしい
答えなのですが、何だか、分かったような、分からないような・・・
投資で利益をあげるのは、もっと単純です。
1.安く買って、高く売る
そして、もう1つ
2.高く買って、さらに高くなったら売る
実は、投資で利益を上げるのは、
上の2つの方法だけであり、
これは至って分かりやすいですよね。
人は少し勉強をして知識がつくと、
ついつい何だか小難しい言葉を並べて、
分かったような気になってしまいます。
しかし、よくよく聞いてみると、
大事なことが分かっていない。
利益を上げるということを、
シンプルに捉えて、自分の言葉で表現してみましょう。
物事を分かりやすく説明できないということは、
分かっていない、理解していないことと同じです。
どうすれば、投資で利益を上げられるだろう?
それは、どうすれば実践できるだろう?
あなたの頭で考え、
あなたの言葉で表現してみてください。
この時、必ず紙に書くようにしてくださいね。
そうでないと、またいつもと同じ繰り返しで、
結局分かっていない、ということになってしまいます。
松下誠は、上に書いた1と2の利益の上げ方を
知っています。
それはいつもお伝えしている通りです。
1を「逆張り」もしくは「転換点の買い」と言い、
2を「順張り」もしくは「継続点の買い」と言います。
10年以上同じことを分かりやすい言葉で伝えています。
これは分かっているからです。
理解しているからです。
実行できるからです。
「分かっているようで分かっていない」
ほとんどの投資家は、この状態にいますので、
そこから学びを深めて、本当に分かっている状態まで
進みましょう。
いつも、分かりやすい言葉で説明できるようになってください。
よろしいですか?