Brexit案否決! 今までのおさらいと今後の注目点!
◎今までの経緯
・昨年11月にEUと英国で、暫定離脱案に合意
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・昨年12月11日に暫定離脱案が英国議会で採決される予定だったが、可決される見込みがないため延期
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・1月15日に英国議会で離脱案採決、歴史的票差(230票差)で否決
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・1月16日に内閣不信任案が提出され、不信任案は否決されたことでメイ首相続投
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・1月29日にいくつかの離脱修正案と合意なき離脱案が提出され、合意なき離脱は否決
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・2月に入り、修正案の提出と採決を繰り返し離脱案を修正していく
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・2月後半になり、離脱期限の延期論が出てくる
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・3月12日離脱修正案採決、13日合意なき離脱採決、14日離脱期限延期採決でスケジュール発表
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・3月11日メイ首相とユンケル欧州委員長の間で電話会談後、メイ首相がユンケル欧州委員長と直接会談
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・3月12日ユンケル欧州委員長からバックストップ案について譲歩案
◎昨日の流れ
メイ首相の離脱案は、否決されることが濃厚であったため採決延期が噂されていました。 ただ、採決延期は否決されたことでポンド買い。
その後、メイ首相とユンケル欧州委員長の間で取り付けた譲歩案を英国の法律家が見解発表。 コックス法務長官が法的リスクは変わらずにあると発言したことで、ポンド急落。
採決の結果、反対391、賛成は242で否決。 149票差(1月は230票差)で否決されました。
GBP/JPY 5分足チャート
◎ここからの注目点
1)合意なき離脱
3月14日4:00(日本時間)に予定されている、合意なき離脱の是非を問う議会採決が行われます。 コンセンサスは否決ですが、仮に可決なんてことになるとポンド暴落が予測されます。
2)離脱期限の延期
本日の合意なき離脱採決が否定されると、明日の英国議会で離脱期限の延期を問う議会採決が予定されています。 こちらは可決がコンセンサスとなっています。
3)EUサミット
これまでの英国議会の採決で決まったことをもって、メイ首相はEUサミットへ向かい、EU側と交渉します。 現在のコンセンサスは離脱期限の延期を持っていくと思われますが、EU側は27か国のうち1か国でも反対があれば離脱期限の延期は認められません。 EUサミットでどのようになるか注目です。
4)その他
上記が最もオーソドックスな流れと思いますが、野党からは内閣不信任案や、2度目の国民投票などの提案が出てくると思われます。 その辺りも注目です。
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