強力な反転を示すローソク足の組み合わせ『包み足|インサイドバー』と『はらみ足|アウトサイドバー』
こちらの記事は、『FXの包み足とはらみ足を完全攻略!プロは絶対見逃さないローソク足の反転サイン!』で詳しく解説しています。 |
『包み足』と『はらみ足』は、代表的なローソク足の組み合わせの為、常勝トレーダーでこのローソク足のパターンを見逃している人はいません。
これを身につけることで、今まで以上に損小利大を実現できるようになります。
この記事では『包み足』と『はらみ足』の正しい定義だけではなく、
・正しいエントリー方法
・エントリーできるポイント、できないポイント
・『包み足』と『はらみ足』の応用
など、詳しく解説していきます。
あなたのトレードレベル向上のお役に立てれば幸いです。
ローソク足のプライスアクションは最速エントリーかつ損小利大を実現
ローソク足のプライスアクションを使ったエントリーでとても有名な反転パターンで『ピンバー』というものがあります。
『ピンバー』は分かりやすいだけではなく、とても強力な反転サインを示してくれます。
(詳しくは、【FXでかなり使えるピンバー手法!強力なローソク足反転シグナル】で解説しています。)
これと同様、かなり使えるローソク足の反転サインが、『包み足』と『はらみ足』です。
『包み足』
『はらみ足』
画像から、最短エントリーで損小利大が実現できるのが確認できましたね。
包み足(アウトサイドバー)の定義と反転する根拠(※補足あり)
包み足とアウトサイドバーの定義
①一本目のローソク足の高値と安値を、二本目のローソク足の高値と安値が完全に包んでいる。
②一本目の高値(または安値)を、二本目のローソク足の終値が完全に超えて終えている。
画像で確認してみましょう。
包み足が反転する根拠
ローソク足を使った分析で、組み合わせや、パターンだけ覚える方がいます。
もちろん、優位性のあるパターンですので暗記だけでも十分使えますが、
「なぜこのローソク足の組み合わせが使えるのか?」その理由を知ることで、より一層自信をもってローソク足を使いこなすことができるようになります。
上図の包み足(アウトサイドバー)の画像をもう一度、確認してください。
ローソク足に値動きが描いてあります。
そう、この特徴的な値動きは『ダウ理論のトレンド転換』です。
(※トレンド転換については【トレンド転換・継続サインの見極め方は押し安値と戻り高値の更新】で詳しく解説しています。)
包み足は、ひとつ時間足を落として確認すると実はトレンド転換しているんです。
確認してみましょう。
上図は、4時間足の包み足です。
これを15分足に時間をおとして確認してみると・・・
完全にトレンド転換していますね。
包み足をなんとなく使っているトレーダーと、しっかりと根拠を知ったうえで包み足を使っているトレーダーでは、別次元の存在です。
ローソク足を使って、多くのトレードを繰り返していく上で最終的に差がつくのは、このような値動きの根拠を理解しているかどうかです。
はらみ足(インサイドバー)の定義と反転する根拠(※補足あり)
はらみ足とインサイドバーの定義
①一本目のローソク足の高値と安値に対して、二本目のローソク足の高値と安値が完全に収まっている。
②一本目の実体部分に対して、二本目のローソク足の実体部分が完全に収まって終えている。
画像で確認してみましょう。
はらみ足は反転が確定していないローソク足の組み合わせ
包み足との大きな違いは、はらみ足は値動きを理解していないと『ダマシ』にあう可能性が高いということです。
なぜなら、はらみ足は反転を予兆するローソク足の組み合わせであって、まだ反転が確定していないからです。
上図のはらみ足の解説画像をもう一度ご覧ください。
ローソク足に沿って値動きが描かれていますね。
反転しそうな値動きではありますが、まだ押し安値、戻り高値をブレイクできていないので、トレンド転換はしていません。
その後に、トレンドが反転することなく継続してしまうこともあります。
(※トレンド転換が分からない方は、【トレンド転換・継続サインの見極め方は押し安値と戻り高値の更新】で詳しく解説していますので、ご参考にしてください。)
画像で詳しく確認していきましょう。
上図は4時間足のはらみ足です。
分かりやすいように、2つのローソク足の高値と安値に赤のマーカーを付けました。
この包み足を15分足に時間を落として確認すると・・・
はらみ足とは、値動きが収縮して保合い状態になっていることを示唆するローソク足の組み合わせということになります。
つまり、高値圏や安値圏で、収縮=はらみ足が確認できれば反転する予兆ということになります。
くどいですが、大切なポイントですので、再度確認しておきます。
はらみ足が確認できても、それは反転が確定したのではなく、反転する予兆であることを忘れないでください。
包み足とはらみ足のエントリー方法
『包み足』と『はらみ足』では、反転という意味をもつローソク足の組み合わせですが、似ているようで違う特徴を持っています。
よって、エントリー方法にも若干の違いがあります。
(エントリー方法を解説するうえで、再度[4時間足チャート][4時間足チャートを15足で確認]の画像を見ていただきたいと思います。)
包み足のエントリー方法
包み足は既にトレンド転換が確定していますので、エントリーは包み足を確認後、成り行きでエントリーすることができます。
しかし、ローソク足を使うエントリー方法は、ローソク足の高値・安値をブレイクしてエントリーが一般的ですので、包み足の高値(もしくは安値)をブレイクしてエントリーという方法がベターです。
画像で解説をします。
・包み足を確認後、成り行きでエントリー
・包み足を確認後、二本目のローソク足の高値(もしくは安値)をブレイクするタイミングでエントリー
はらみ足のエントリー方法
はらみ足は反転の予兆であって、確定ではありませんので、トレンド転換が確定するポイントがはらみ足のエントリーポイントになります。
画像で確認してみましょう。
・はらみ足を確認後、一本目のローソク足の高値(もしくは安値)をブレイクしたポイントでエントリー
次は、エントリーする場所を解説していきます。
エントリーポイントは必ず反転ポイント
『包み足』と『はらみ足』は、反転を示すローソク足の組み合わせですので、
エントリーするポイントは、反転が予測されるポイントということになります。
・サポート・レジスタンスの反発
・サポート・レジスタンスの転換
・MA(移動平均線)の反発
など、
反発が予測できるポイントで『包み足(アウトサイドバー)』『はらみ足(インサイドバー)』が確認できれば、エントリーを検討しましょう。
厳選ローソク足反転シグナル
『包み足(アウトサイドバー)』と『はらみ足(インサイドバー)』は、ローソク足を活用したプライスアクション手法です。 インジケーターやご自身の手法に組み合わすと抜群の効果を発揮してくれるプライスアクション反転パターンは他にもあります。 厳選プライスアクションパターンについては、[ローソク足のプライスアクションで勝つ!FX最強シグナル7選【保存版】]で詳しく解説しているので参考にしてください。 |
複数足の『包み足(アウトサイドバー)』と『はらみ足(インサイドバー)』
最後に、『包み足(アウトサイドバー)』と『はらみ足(インサイドバー)』の応用を解説します。
今まで、解説してきた包み足とはらみ足は、二本のローソク足の組み合わせでした。
実際チャート上では、『2本のローソク足を包み込んだ包み足』や『1本目のローソク足の内側に3本のローソク足があるはらみ足』など、複数のローソク足を絡めた『包み足』と『はらみ足』が存在しています。
複数のローソク足を絡めたプライスアクションは、エネルギーを一気に放出するので、大きな値動きになる場合が多々あります。
複数のローソク足を含んだと言っても、基本的な考え方やエントリー方法に変わりはありません。
画像で確認してみましょう。
『2本のローソク足を包み込んだ包み足』
『1本目のローソク足の内側に3本のローソク足があるはらみ足』
包み足は、保合い離れ。はらみ足は保合いです。
エントリー方法やストップの位置は、2本のローソク足の『包み足』『はらみ足』と同じ手順になります。
5種類のプライスアクションパターンを高精度で検知するMT4インジゲーター
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まとめ
『包み足』と『はらみ足』、『アウトサイドバー』と『インサイドバー』について解説してきましたが、
FXでは、基本的に『アウトサイドバー』と『インサイドバー』の定義を採用する方が、実用的です。
なぜなら、先物や株式に比べて、流動性があり、値が飛ぶことが少ないからでした。
そして、パターンを丸暗記するのではなく、値動きから反転する根拠や理由を知ることが大切だということです。
この記事を読んで頂いただけでも、十分、ローソク足を深く理解できたと思います。
今回解説したのは、『包み足』と『はらみ足』でしたが、ローソク足の値動きを理解できれば、これから他のパターンでも応用的に考えることができるようになります。
その他の記事に関しては、
エイクのブログをお読みください。
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