MT4を用いて自動売買にチャレンジ!!はじめよう!EA生活|第13回 EAのバックテストの仕方②[柿澤真正]
柿澤真正さんプロフィール
かきざわ・まさのぶ。2009年よりFXの自動売買システムの開発を開始し、EasySniperやMultiAgent等をはじめ、多くの自動売買システムを証券会社やユーザに提供してきた。インヴァスト証券の自動売買サービス「シストレ24」にて、提供ストラテジーMultiAgentが2016年の年間アワードを圧倒的成績、評価で獲得。また、ひまわり証券の自動売買サービス「エコトレ」にて提供ストラテジーの「ひかえめビーナス」が2013年〜2014年の1年以上にわたり利用者数1位をキープ。利用者数は700名を超える。現在は、MultiAgentをさらに進化させたドリームエージェントFXを提供中。
この連載では、FXの自動売買システム、その中でもMetaTrader4(以下MT4)上で稼働する自動売買システムであるEAにスポットを当て、それを運用していくための知識・ノウハウを専業トレーダーの柿澤真正さんにナビゲートしていただきます。EAの運用を検討している方はもちろん、既にEAを利用している方もぜひ参考にしてください。
※この記事は、FX攻略.com2019年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ヒストリカルデータを取得しよう
こんにちは。今回は「EAのバックテストの仕方」の2回目となります。前回説明したバックテストツールの操作方法に従って実際にバックテストを実行した方、バックテストは想定した期間でうまくいったでしょうか? ほとんどの人が、設定していた期間よりもはるかに短い直近数か月程度のテストしか結果が出なかったのではないでしょうか?
それもそのはずです。過去のバックテストを行うにあたっては、その期間に見合う過去の相場データが必要となります。この過去の相場データのことを「ヒストリカルデータ」と呼びますが、バックテストを行うためにはその準備作業として、必要な期間のヒストリカルデータの取得(取り込み)が必要となります。今回はそのヒストリカルデータの取得に関して説明していきたいと思います。
よろしいですか?