《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》昨年は最も手ごわい年でした。
おはようございます、松下です。
先月実施した、個人投資家実績
アンケートの結果の分析を進め、紹介しています。
昨年2016年の1年間の成績を見ると、
投資家全体で、損失だった人は65%でした。
その内訳を見ると、株式投資家の53%が損失、
FX投資家の73%が損失、商品投資家の75%が損失でした。
株式市場では半分以上の投資家が損をして、
FX市場と商品市場では、7割以上の投資家が損をしています。
そして、過去3年間の実績推移を見ると、
いずれの市場でも、2016年が最低の結果でした。
つまり、2016年は、株式市場、FX市場、商品市場、
全ての市場が、非常に難解で過酷な時間帯だった
ことになります。
これまでにも何度も書いてきましたが、
投資は、毎日、毎月、毎年の利益を目指すものの、
それを実現することは非常に困難で、
一定の期間の中で、最終的に利益を上げるものです。
例え、去年1年間が損失だったとしても、
過去3年間で利益を上げていたり、
投資開始以来の成績が利益であれば問題ありません。
また、同じ投資を繰り返していけば、
お金は増えます。
しかし、去年も損失、一昨年も損失、
投資開始以来全く勝てず、損失が拡大していると
いうことであれば、その状況は打破しなければいけません。
少なくとも、年々時間とともに
損失が減り、利益に近づいているという
成長や進歩が必要です。
時間を区切って投資の成績を評価することも、
もちろん大切ですが、それと同時に、成長しているか、
進歩しているかと考えてみましょう。
それは自己満足だけではなく、
数字や結果として変わっていることを確認しましょう。
そして今年きっと利益を上げましょう。
数年後には、投資開始以来の損益を利益に変えましょう。
そこに向かうための日々を過ごしてください。
そうすれば未来は明るいです。
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よろしいですか?