私のトレードのポイント[岡ちゃんマン]
私たち個人投資家がFXで勝つためには、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を身に付けることが重要ですが、それらのスキルを生かすにあたって押さえておかなければならないポイントがいくつかあります。ここでは岡ちゃんマンさんに、トレードする上で大切にしているポイントを解説していただきます。
※この記事は、FX攻略.com2019年7月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
岡ちゃんマンさんプロフィール
福岡県出身1980年生まれ。趣味はニュース検索と飲み歩き。特技は寝ないこと。2011年からFXをスタートし、現在は専業トレーダーとして悠々自適な生活を送る。知的好奇心が旺盛で人並み外れた情報収集能力と分析能力を持つ。「トレードチームいにしえ」からその能力が認められ、チームの中核となる。ファンダメンタルズ分析をベースとしたスイングトレード中心のトレードが得意。
いにしえ流FXブログ:ファンダメンタルズトレード
ファンダ分析を主軸に戦略を決めるスタイル
私のトレードのポイントは、ファンダメンタルズ分析(以下ファンダ分析)です。私は通貨ペア・エントリー方向・利確目標・トレード期間など、戦略のほとんどをファンダ分析で決めます。ファンダ分析は情報から未来を想像することです。テクニカル分析も重要ですが、ファンダ分析では人間が最も得意とする優位性のあるトレードを実現できると思っています。
とはいえ、ファンダ分析は難しいし何をすれば良いか分からない、どのようにトレードに生かせば良いか分からない、という方も少なくないでしょう。そこで今回は「ファンダ分析とは何をするのか?」「何から始めれば良いのか?」「トレードにどう生かすのか?」といった3点についてまとめていきます。
【ファンダ分析とは何をするのか?】
→ファンダ分析とはドラマや小説のようなもの
まず、ファンダ分析とは、情報(ニュースや経済指標)を集め、分析することで通貨や国の現状を知ることから始まります。最近注目のブレグジットを例に説明しましょう。2019年4月現在、揉めているのは欧州連合(EU)vs英国穏健派vs英国強硬派の三者で、それぞれに思惑があって対立し、泥沼化しているのが現状です。
EUは英国が離脱条件に合意しやすいよう譲歩した案を提示しており、メイ首相率いる英国穏健派は「合意しての離脱」ができるようにEUの譲歩案を推進。しかし、英国強硬派は自国有利の条件以外はのまないと「合意なき離脱」も辞さない構えです。この泥沼劇(ドラマ)がどうなるのかを想像していくのが、ファンダ分析だと思います。
よろしいですか?