《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》1本の折れ線グラフがあなたの投資を変える
おはようございます、松下です。
「折れ線グラフ」って知っていますか?
もちろん、知っていますよね。
確か、小学校の高学年で習いますので。
しかし残念ながら、折れ線グラフを知っていても、
折れ線グラフが強力な武器であることを
知っている投資家はほとんどいません。
折れ線グラフがなぜ投資家に
とって強力な武器なのか?
その利用法とともに解説しましょう。
あなたの毎日、もしくは毎月の
投資資金残高を書き出し、
それを継時的なグラフとして書いてください。
あなたにとっての最も強力な武器である、
「資金曲線」という折れ線グラフの完成です。
この折れ線グラフは、
文字通りあなたの資金の動きを、
日々(月々)に表しています。
お金が減っているのか、増えているのか、
一目で分かり、時々刻々と変化します。
このグラフをつける習慣を
身に着けると、あなたの投資は必ず変わります。
損をしている人は、
折れ線グラフが右肩下がりに伸び続け、
利益を上げている人は、
折れ線グラフが右肩上がりに伸び続けます。
損をした状態で、このグラフをつけ続ければ、
あなたは否応なしに、自分の売買を変えていこうと思います。
14年前の私がそうだったように。
投資家は、毎日証券会社のウェブページで、
自分の口座残高を確認していますので、
グラフなんかにつけなくても、残高が減り続ければ、
何か対応するはずだと思うかもしれません。
しかし、PCやスマホのモニター上に
見るデジタルの数字は、私たちの脳と心に刺さらず、
感情を動かさず、行動にはつながりません。
しかし、あなた自身の手を使って、
ノートに折れ線グラフを書いたり、
エクセルに残高を入力して折れ線グラフを表示すれば、
「手の刺激」があなたの脳と心を突き動かし、
行動が変わるようになります。
この作業こそが、私が投資日記とともに
大推奨している、「書く投資」、
「手を使った投資」の1つです。
実際に私は、投資を開始していらい
2年目のある日から、自分の口座残高の
折れ線グラフを書くようになりました。
その作業を通じて、私の売買は変わりました。
市場の投資家の声を聞くと、
「いつまで経っても変われません」という落胆の声を
聞くこともしょっちゅうですが、変われない人は、
まずは毎月(あるいは毎日)折れ線グラフを
つけることから始めてください。
毎日のネットの情報のチェックや、
無我夢中の売買が、
あなたの投資を変える訳ではありません。
単純な作業こそがあなたの投資を変えます。
よろしいですか?