《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》損失を認められるようになれば利益が上がり始める
おはようございます、松下です。
毎週土曜日は、【コラム】松下誠の投資探究の
更新日です。
本日のテーマは、
「損失を認められるようになれば利益が上がり始める」。
私自身長く投資を行い、
多くの投資家に投資を伝えてきて思うことは、
投資で利益を上げられないことは、
一定のレベルで必然だと思うということです。
ちょっと極端な言い方ですが、
市場の75%が損をしているとすれば、
普通に投資を行っていれば、損をしていることになります。
投資で利益を上げるためには、
普通ではない25%の人にならなければいけないのです。
それは難解な投資理論を身に着けたり、
特殊な技術を身に着けたりすることではなく、
この心、感情を持ち合わせることが必要なのです。
それが今日のコラムのテーマです。
そしてこのテーマは、
おそらく私が一生をかけて、
投資家に伝えていきたいテーマなのだと思います。
このことが分かれば、
その投資家は幸せに利益を上げることが
できるようになります。
読んでみてください。
【コラム】松下誠の投資探究
第185回「損失を認められるようになれば利益が上がり始める」
投資では、1回の売買ごとに明確に利益か、損失という結果が出る。
投資家は利益を上げれば安堵し、損失を被れば落ち込む。
時に、損失は自己嫌悪や自己否定にさえつながる。
投資の結果が、不確定な未来に決定するという性質上、
全ての売買で利益を上げることは不可能である。
つまり、投資家は売買を続ける限り、必ずその途中で
損をすることが宿命づけられている。前記で書いたように、
損失を被った時に、投資家が同時に自己嫌悪や自己否定の
気持ちを抱くとすれば、投資は必然的に苦しいものになる。
なぜなら、投資を続ける限り、ずっと自己嫌悪と自己否定が続くからだ。
投資での1回1回の結果に、必要以上にこだわることはない。
投資は、一定期間、一定回数の売買の後に資金を増やして
いく行為であり、1回1回の損益の結果は、あくまでも
無数の要素の中の、1つの要素に過ぎないからだ。
だからあなたも、1回1回の損失に対して、自己嫌悪や
自己否定の気持ちを抱く必要はない。人は、ずっと
自己嫌悪と自己否定の中で過ごしていけるほど強くはない。
そのことに気づかない限り、あなたは投資を続けることはできない。
1回の損失に心を奪われ過ぎないようにしよう。
一定期間における、一定回数の売買の後に、資金が増える
投資を手に入れることを目指そう。その時、あなたが
自分の損失を認められるようになれば、気持ちが楽になり利益が上がり始める。
よろしいですか?