【No.4 スキャトレふうた】専業トレーダーのリアルな実像〜チャートをひたすら研究してわずか2年弱で専業の道へ
7人の成功者からFXで生きる術を学ぶ
今は兼業トレーダーとしてFXをやっているけれど、いずれは仕事を辞めて専業トレーダーになりたい! と考えている方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、FXで生活する専業トレーダーおよび他の事業を行いながらFXメインで資産形成しているトレーダーの7名にご協力いただき、どのように専業になり、どうやって稼ぎ、どんな生活を送っているのか、その実態を語ってもらいました。
※この記事は、FX攻略.com2019年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
スキャトレふうたさんプロフィール
株のデイトレブームに乗り専業トレーダーになるも、サブプライムローン問題で大敗して引退。その後にFXを知り、兼業で約2年、3年目で専業となる。
ブログ:http://fxfighter-fuuta.link/
Twitter:https://twitter.com/fuuta_fx_trader
会社都合による退職を機に専業トレーダーへ
FXを始めてから6年目に突入したというスキャトレふうたさんが、専業トレーダーに転身したのは2016年の9月。会社都合による退職をきっかけに専業になることを決意したそうです。
「勤めていた会社を退職する1年前くらいからトレードで稼げるようになっていて、FXで自立できる自信があったので、その会社を退職すると同時に専業になりました」
ふうたさんは、以前に株式投資で専業を数年やっていた経験があったため、FXに慣れるまでにそれほど時間はかかりませんでした。約1年半ほどで専業に必要なスキルを身に付けましたが、日ごろからFXの勉強は欠かさなかったといいます。
「最初は本屋さんで売っている本を読みあさりました。基本的に人のトレードを真似することはあまり考えてなかったので、サラリーマン時代は暇さえあればチャートを見て、市場ごとの動きや時間帯ごとの動き、ボリンジャーバンドや移動平均線などの絡みでどう動くのかを一心不乱に研究していました」
そんな勉強熱心なふうたさんですが、兼業トレーダー時代は失敗することも多々あり、それを糧にトレーダーとしてのスキルを高めてきたのだとか。
「仕事中はさすがにトレードの時間を確保できないので、休憩中や移動中など隙間時間を見つけてはトレードしていました。トレードがしたくてウズウズしていて、自分のエントリーポイントでもないのに慌ててエントリーし、仮に逆行してもナンピンすればいいや…と安易な考えでトレードしていたんです。いわずもがな、大体は逆行して損失が拡大し、最後は損切りするはめになりました。帰宅してからチャートをじっくり分析し、エントリーしていれば勝てていたんですけどね」
トレードをしたいあまりに、エントリーしなくても良いところでエントリーしてしまうことを「ポジポジ病」と呼びますが、ふうたさんの兼業時代はまさにそんな状態でした。失敗トレードを何度も経験したことで、お金を増やすにはもっと真剣に取り組まなければダメだと実感したそうです。
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