人気どころの高金利通貨ペアを比較!メキシコペソ円の取引は狙い目なのか?[ゆったり為替]
ゆったり為替さんプロフィール
ゆったりかわせ。個人投資家。取引回数が極めて少ない「ゆったりトレード」派。FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日。あらゆるFX会社の口座を保有し、業界内のさまざまなサービスに精通。
公式ブログ:FXゆったりトレード派
※この記事は、FX攻略.com2019年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
個人向けFXが日本で始まったころ、新興国の高金利通貨ペアといえば南アフリカランド円でした。その後、トルコリラ円が取引できるようになり、現在はメキシコペソ円の取引が可能なFX業者も増えてきました。そこで、この3通貨ペアをいろいろな角度から比較してみます。
値動きの大きさで比較
最初に3通貨ペアの1日の値動きの大きさを比較しましょう。ボラティリティ分析はイメージしづらいので、分かりやすさ優先で「日足の高値と安値の差」の平均値を使います。
表①は高値と安値の差と、始値に対する値動きの大きさ(%)の平均値です。計測期間は2018年初日から2019年4月末日としています。
これを見ますと、値動きはトルコリラ円が最も大きいことが分かります。1日辺り51銭も動いていました。それに比べると、メキシコペソ円は8銭しか動いていないのでつまらないように見えます。しかし、これは為替レート水準が違うからです。トルコリラ円は20円~30円弱の範囲で推移しています。一方、メキシコペソ円は10円未満で推移しています。価格差が2倍から3倍以上あれば、1日の値動きが何倍も違ってもおかしくありません。
そこで、為替レート水準に対する値動きの大きさで比較しましょう。トルコリラ円は2.4%と大きく、メキシコペソ円は1.3%です。まだ差が大きいですが、かなり縮まりました。しかし縮まったとはいえ、トルコリラ円の方が圧倒的です。
よろしいですか?