いいだっち先生の“悠々”終値トレード|第2回 どんぴしゃパターン②[いいだっち先生]
いいだっち先生さんプロフィール
元進学塾の講師。温泉が大好きで温泉ソムリエの資格を持つプロのFXトレーダー。「終値トレード法」という手法を用いて多くの優秀なトレーダーを育成し、そのオンラインによる勉強会ではお年寄りから若者まで全国から多くの参加者が学んでいます。「終値」を重視したチャート分析手法が、24時間相場に集中しなくて済むトレード法として兼業トレーダーたちに好評を得ています。
ブログ:10万円からの大逆転!FXトレーダー いいだっちBLOG
※この記事は、FX攻略.com2018年12月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
毎週のように出現。これがどんぴしゃパターンだ!
こんにちは、いいだっち先生です。前回は「終値の重要性」について書きました。そして早速多くの反響をいただいた、このおなじみの「どんぴしゃパターン」(図①)で、今月もいいだっち先生の生徒たちはたくさん稼いでいました。
いいだっち先生はいつも生徒たちに、まずは上がるのか下がるのかという予想を排除させることから始めます。つまり、チャートのパターン分析によるトレードを勧めています。なぜ予想を排除させるかというと、あてにならないことが多いからです。
誰も語らなかったギャンブルとトレードの違い
皆さんは、「投資やトレードはギャンブルだ!」などという台詞を耳にしたことがあると思います。しかしながら、皆さんは「トレードはギャンブルではない!」と認識して取り組んでいるはずです。このギャンブルとトレードの違いを明確に説明している人は意外と多くありません。
では一体、ギャンブルとトレードの違いとは何でしょうか? 高度な分析をしていればトレードなのか? では競馬もパチンコも高度な分析をすればギャンブルではなくなるのか? 確率が高いから? レバレッジをかけたら? 果たしてどうなのでしょうか?
多くの方が明確に認識できていませんが、“丁半博打”もしくは“イチかバチか”的なものをギャンブルと言います。例えば、コインの裏表を予想して当てるのがギャンブルです(図②)。要するに、上がるのか下がるのかを予想するのは総じてギャンブルであると言っても良いでしょう。
ではギャンブルではないトレードとは一体何でしょうか? 例えるならば、「コインの表にプラス60ポイント」「コインの裏にマイナス40ポイント」を割り振ってコイントスをして出たポイントを集計してみてください。回数を重ねれば重ねるほど、表と裏が出る確率は50%に収束していき、必ずポイントはプラスになっていくでしょう。
トレードも同じで、ポジションを取ってみて「思惑通りにいけばプラス60ポイント」「思惑通りにいかなければマイナス40ポイント」というように、トレードする以前から確定させていることが大事です(図③)。これがいわゆる「損小利大」ということになります。「リスクリワードレシオ」とも言いますね。つまりトレードは上がるのか下がるのかを予想するのではなく、損小利大の仕組みが確立していることが前提となるのです。
よろしいですか?