いいだっち先生からプロの手仕舞い方法を学ぶ 為替相場で勝ち残るための決済理論|第4回 利食いの重要性と利食い幅の目安
いいだっち先生さんプロフィール
元進学塾の講師。温泉が大好きで温泉ソムリエの資格を持つプロのFXトレーダー。「終値トレード法」という手法を用いて多くの優秀なトレーダーを育成し、そのオンラインによる勉強会ではお年寄りから若者まで全国から多くの参加者が学んでいます。「終値」を重視したチャート分析手法が、24時間相場に集中しなくて済むトレード法として兼業トレーダーたちに好評を得ています。
ブログ:10万円からの大逆転!FXトレーダー いいだっちBLOG
※この記事は、FX攻略.com2019年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
損切りは小さく利食いは大きく
こんにちは、いいだっち先生です。今回も引き続き決済の理論について書いていきます。
前回はいいだっち先生の具体的な損切りの例を開示しました。いいだっち先生はエントリーポイントの精度が高く、またきちんとチャートが読めるので、思惑と違う場合のシナリオもシビアに見極められます。そのため損切りをする場合、大きくてもマイナス20pips程度に留めています。そして利食いの場合は100pips程度になっています。
よくFXを「丁半博打」だと批判する人がいますが、利食いが50銭で損切りが1円なら丁半博打にすらなっていませんね。損切りは小さく利食いを大きくすることがトレードの鉄則です。それを前提に、それぞれのプロトレーダーの手法があると考えても良いでしょう。今号からは「利食い」をテーマにして書いていこうと思います。
上がるか下がるかだけでは不十分
これまで何度もお伝えしてきた通り、トレードというのは上がるか下がるかを予想するだけでは不十分です。上がるか下がるかを予測するのはエントリーポイントだけの話であり、トレードは決済して初めて完了します。エントリーのことで頭が一杯になり、決済時の戦略やシナリオの策定が十分にできていない人が多いのが現状です。無策状態でのトレードは、コインの裏表を予測するような丁半博打と何ら変わりがありません。FXは1割の人しか勝てない、といわれても仕方ないのです。
よろしいですか?