アップデートを経て、より収益力が強化されたスキャルピングEA『刻』
シストレランキング上位
発売1か月で利用者180名突破のEAが
さらにアップデート!
1か月のフォワード期間において勝率100%!
さらに2019年7月18日に現行のver.5にバージョンアップされました。
今後のフォワードテストでさらなる利益を積み重ねることが予想されます。
【刻概要】
「刻」はドル円専用5分足のEAです。
最大ポジション数1で最大ストップロス・テイクプロフィット共に20の浅い設定かつナンピン・マーチンゲール手法なしのシンプルな運用の王道スキャルピングタイプです。
2019年7月18日にアップデートが行われました。⇒詳細
内容としては①取引ロジックの改善②コメント機能の追加③ストップ、リミット注文の可視化―とのことです。
【バックテスト分析】
10年間のバックテストを見ていきます。
今回はスキャルピングで重要なスプレッドの違い及び、2019年7月18日のアップデートで実際どのように変わったかを中心にそれぞれ比較したいと思います。
・刻Ver.4(旧)、スプレッド5
2009.01.01‐2019.01.01
スプレッド5
0.1ロット固定
純益+14万円(年間平均 1.4万円)
最大ドローダウン -3.1万円
総取引回数 5099回(年間平均509回)
勝率71.52%
PF1.09
勝率7割、PF1.09、ドローダウンも低く悪くはない成績ですが、主要な通貨ペアであるドル円のスキャルピングで、この成績だと物足りなく感じるかもしれません。
・Ver.4(旧)、スプレッド3
2009.01.01‐2019.01.01
スプレッド3
0.1ロット固定
純益+24万円(年間平均 2.4万円)
最大ドローダウン -2.7万円
総取引回数 5099回(年間平均509回)
勝率72.15.%
PF1.16
純益が+10万円、最大ドローダウン-0.4万円となりました。
国内のFX業者であればドル円はスプレッド3での運用も難しくないと思われるので、運用の際にはぜひスプレッドの狭いFX業者を厳選したいところです。
推奨証拠金額は0.1ロット固定で
4.5+(2.7*2)=9.9(万円)
この場合の期待年利は約24.2%となりました。
・Ver.5、スプレッド3
ここからは現在販売されているアップデート後の刻でバックテストした結果を確認します。
2009.01.01‐2019.01.01
スプレッド3
0.1ロット固定
純益+32.5万円(年間平均 3.2万円)
最大ドローダウン -3.9万円
総取引回数 9602回(年間平均960回)
勝率61.39%
PF1.12
最大ドローダウンが若干大きくなりましたが、純益そして取引回数が大きく増加しています。
推奨証拠金額は0.1ロット固定で
4.5+(3.9*2)=12.3(万円)
依然として低資金からの運用ができそうです。
この場合の期待年利は約26.4%です。
バージョンアップ後の主な値の変化をみると、
純益と取引回数が目に見えて増加しています。
取引回数は1.88倍と2倍近く増えているので、先ほど比較したようにスプレッドの差で獲得利益の結果がさらに大きく出てくると考えられ、運用口座のスプレッドがより重要になりました。
・年別収益($→¥)
刻ver.4
刻ver.5
比較すると
2011・2018年は損失が1.5倍に
2010・2012・2015年は利益が2割~8割減
2014年は損失が利益獲得に反転
その他の年では利益を1.3~3倍に伸ばしました。
下記にありますが、取引回数との相関性がみられ、取引が少ない年は損失になりやすく利益も少なくなっているようです。
ただし、各年の利益の伸び幅が大きいので、長期でみたトータルとしての最終利益は大きくなっています。
・年別取引回数
左がver.4で右がver.5になります。全体の比率は似ており、各年で400~500回ほど取引回数が底上げされているかたちです。
ver.5は最大で年1400回、少なくとも年600回と平均で年1000回近くの取引回数になりました。
以上みてきましたが、刻は取引回数が多くストップロス・テイクプロフィットが浅い設定なので、
スキャルピングEAであっても超高勝率とはなりません。
ですが、優位性のある確かな取引ロジックで6割以上の勝率からでも利益を大きく出しています。
そこで重要なのが取引回数になります。回数を重ねて収支をプラスに傾ける確率を高めます。
今回のアップデートで取引ロジック、特に取引回数が大きく向上したのでこの刻の長所はさらに強化されました。
超高勝率でなくとも収益を出す確率、安定性は向上しているといえます。
取引回数の多いスキャルピングEAではスプレッドの狭さも重要なので、
1回の取引コストを下げる意味でも国内FX業者を中心に運用口座は厳選しておきたいところです。
よろしいですか?