高勝率と早い利確で取引回数に頼らないスキャルピングEA『Panda-B_M30_USDJPY』
バックテストでは勝率9割超え
積んだ利益は複利運用で輝くスキャルピングEA
フォワード期間はまだ始まったばかりの約1か月。
勝率が大事なEAなので、徐々に右肩上がりになっていくことに期待。
【Panda-B_M30_USDJPY概要】
「Panda-B_M30_USDJPY」はドル円のスキャルピングEAです。
使用時間足がスキャルピングにしては比較的上位時間軸の30分足で、ストップロス100(相場で変動)に対し、テイクプロフィットが2と設定(相場で変動)されているのが特徴的です。
【バックテスト分析】
バックテストを単利10年・複利5年で見ていきます。
・単利運用
2009.01.01‐2019.01.01
スプレッド1.0
0.1ロット固定
純益+13.2万円(年間平均 1.3万円)
最大ドローダウン -6.3万円
総取引回数 1906回(年間平均190回)
勝率91.61%
PF1.39
勝率91%でPF1.39とかなり良い成績です。
推奨証拠金額は0.1ロット固定で
(4.5*2)+(6.3*2)=21.6(万円)
ですので、22万円以上を目安にしておくと安全運用ができそうです
この場合の期待年利は約6.1%です。
・ストップロスについて
概要では「最大ストップロス100(相場により変動)」とあります。バックテストの履歴をみると、
実際には最大でも95pointが7回(ストップロス全体の約5%)、平均22.5pointでストップロスになっていることが確認できます。
よって、内部ロジックで適切な損切りがなされており、設定上の表示以上にストップロスの値は低いといえます。
これはテイクプロフィットにも同様のことがいえます。
・年別収益($→¥)
過去10年間の相場で3年損失となりましたが、直近3年が比較的高い収益を上げている成績なので2019年以降の相場にも期待が持てます。
・取引回数
取引回数は収益の差にかかわらず200回前後で推移しています。
・保有時間
基本、最大ストップロスが深くテイクプロフィットが浅いので保有時間が長ければ損切り、短ければ利確の取引になると考えられます。
・トレード分析
バックテスト期間中のトレードをチャート上で確認します。
青:ロング 赤:ショート
30分足での素早い利確なので、トレードが一つのローソク足で完了することも多く見られます。
一方、最大ストップロスは深い設定。この場合は、ある程度の逆行に耐えてから僅かな利益に転じたら即決済!
・複利運用
複利設定はデフォルト、期間は5年でバックテストを行いました。
純益+144.9万円
最大ドローダウン -49.8万円
総取引回数 1008回
勝率92.06%
PF1.76
純益が約145万円になったので、先述の単利運用約10年分の純益を5年で獲得したことになります。
ドローダウンも大きくなっているので注意は必要ですが、取引回数が多くなく高勝率であるこのEAでは複利での運用が収益効率が良くなりそうです。今回はデフォルト設定ですが、ロットのリスク管理もEA設定から可能です。
以上の分析からPanda-B_M30_USDJPYは、スキャルピングEAとして取引回数は極端に多いわけではありません。
高勝率を武器に徐々に利益を積み重ねるタイプなので、低いロットから始めるのであれば複利運用が資金と収益の効率の観点からベストだと思われます。
高い勝率と薄利を積み重ねて収益を出していくこのEAは、ストップロスが深い反面、テイクプロフィットの設定がシビアなのでスプレッドが利益に直結してきます。
したがって通貨ペアはFX会社の選択肢が多いドル円なので、利用口座はぜひ厳選したいところです。
よろしいですか?