「これでいいのだ」〜天才バカボンのパパは全てを知っている〜[森晃]
FX
森晃さんプロフィール
エコノミスト。シンクタンク(アメリカ合衆国)に所属。専門分野は、為替政策、金融政策、マクロ経済政策、金融規制。市場関係者、金融当局者、政策当局者と交流し、多方面から為替の動向について分析を行っている。
※この記事は、FX攻略.com2019年10月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
雑学などの豆知識は、初対面の人との会話のきっかけを作るために非常に役立つことがある。ビジネスマンと雑談するとき、企業名などの由来について話をすると会話が弾む。
例えば、株式会社メニコンの社名は目にコンタクトレンズを入れることに由来し、株式会社ブリヂストンの社名は社長の名字が石橋さんだったことに由来する。そんな雑談をすると、会話相手が「なるほど、会社の名前の由来はさまざまですね」といってくれる。さらに、経験上このような話をするときは会社の由来ばかりでなく歴史も調べておくと、より有効である。
さて、筆者も米国で生活して随分長くなる。いろいろなカルチャー・ショックも経験した。サバイブするのがいかに大変かを思い知らされることが多々あった。昔、ある大都市で、大手銀行のATMからドルを引き出そうとしたとき、ATMにはドル紙幣がなく、お金が引き出せないというメッセージがディスプレイに表示された。こういうことは、日本ではすぐ社会問題になるであろうが…(ゴールデンウィークに、ある日本の大手銀行が同じ問題を起こしたとき、すぐにメディアに取り上げられていた)。
ともあれ、今号では難しい金融の話は横に置いて、通貨の豆知識について書いてみたい。
×
よろしいですか?