突風が如く朝の短時間でPipsを回収する『EURAUD_Blaster』
単利・複利運用どちらでも最大ドローダウンが低く
ユーロ豪ドルの特定時間内で一気に稼ぐ朝型スキャルピングEA
フォワードテスト期間は約4か月。
全体的には目立った損失を抱えることなく順調な推移で、伸びるときはグッと大きく利益を獲得しています。
【EURAUD_Blaster概要】
「EURAUD_Blaster」の使用時間足は5分足、ユーロ豪ドル専用EA。
最大ストップロスが100point(10pips)と深い一方でテイクプロフィットは12point(1.2pips)と浅いスキャルピングタイプになります。
パラメーターも設定項目が多く自分用に調整できるのも運用しやすい点です。
【バックテスト分析】
単利・複利の設定が可能なのでそれぞれを分析します。パラメーターについてはデフォルト設定で行っています。
スプレッドは20point(2pips)です。
・単利運用
2009年~2019年前半までのバックテストです。
2009.01.01‐2019.06.30
スプレッド2.0
0.1ロット固定
純益+76.9万円(年間平均 7.3万円)
最大ドローダウン -7.9万円
総取引回数 7478回(年間平均712回)
勝率88.41%
PF1.37
最大保有ポジション3ではありますが、最大ドローダウンは低めになっています。
取引回数も多いのでこのEAだけでも十分な活躍をしてくれるでしょう。
推奨証拠金額は0.1ロット固定で
5*3+(7.9*2)=30.8(万円)
したがって安全運用に必要な資金は31万円以上が目安になります。
この場合の期待年利は約23.7%です。
・年別収益
2009年がダントツで好成績だったため相対的に他の年は低く見えますが、
2009年を除いた9年半の獲得年平均でも465.87ドル=約5.12万円になります。
・取引回数
EURAUD_Blasterは取引回数が多く勝率が高いのが特徴なので、基本的には取引回数が増えるほど利益獲得につながる関係がみてとれます。
・取引時間帯
取引は特定の時間帯でしか取引していません。
商品ページで出品者のねこ博士が「EURAUDの早朝の時間帯の値動き」の特徴を狙ったEAと説明しているように、
特定の時間帯のみ(日本時間5~7時)で取引していることがよく分かります。
・複利運用
こちらは期間を2014年から2019年前半までの5年半でみていきます。
純益+40.6万円
最大ドローダウン -9万円
総取引回数 2769回(年間平均503回)
勝率89.42%
PF1.57
単利運用で最優だった2009年を含んでいないので、平均取引回数はこちらの方が将来的な運用の参考になります。
複利であっても最大ドローダウンが大きくならず、結果PFが1.57と大幅に上がっています。
・トレード分析
バックテスト期間中のトレードをチャート上で確認します。
青:ロング 赤:ショート
ケース①
先ほど見たように決まった時間帯でのみ取引していることが分かります(上記チャートは15分足で表示)。
ケース②
特定の時間内では最大保有ポジション数3もあって頻繁に取引をしています。
【まとめ】
スキャルピングEAですが、ユーロ豪ドルと主要どころではない通貨ペアを対象としているのでポートフォリオの一角として需要があるかと思います。
最大保有ポジション数が3なので、このEAの取引回数だけでも申し分ない頻度ですがバックテストでみたように単利・複利どちらで運用しても最大ドローダウンが低いままなので、利用者側の状況を選ばず運用でき使い勝手も良いはずです。パラメーター設定で週末や指標時の稼働停止などいろいろと調節も可能なのでぜひ自分に合った運用をしてみてください。
よろしいですか?