ADX14とADX100の違いを検証
こんにちは!
バイナリー&FXの調べ、さとりです。
本日は、USDJPY15分足を使い、ADXの計算期間14とADXの計算期間100の違いを検証してみました。
ADXというテクニカル指標は、トレンドの強さと買い勢力、売り勢力の強さを1つのサブチャートで見るトレンド系の指標で、MT4では計算期間14が初期設定されています。
下図がADX100設定のEAを半年間運用した場合のバックテストの残高グラフです。
25pips利食い、35pips損切りで0.1ロットのケースです。
まずまず綺麗な右肩上がりになっていますね。
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今後はADX14設定のEAを半年間運用した場合のバックテストの残高グラフです。
同じロジックで、同じ25pips利食い、35pips損切りで0.1ロットのケースです。
何故か売買回数が極端に少なく、儲かっていませんね。
https://livedoor.blogimg.jp/fxmt4indicator/imgs/4/2/42ca6fb3.gif
今まで何の疑いも無く、MT4のデフォルト設定の期間14を使っていたので、正直結構衝撃をうけました。
何故このような結果が出たのか、実際にADX100とADX14を見てみることにしました。
下図がADX100のチャートです。
メインチャートにはEMA100を表示しています。
トレンドの把握はできているようですね。
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今度はADX14のチャートです。
メインチャートにはEMA14を表示しています。
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なんと、サブチャートのADX14のグラフは、とてもトレンドを掴んでいるとは言いがたい形をしていますね。
EMA14なら方向性は掴めていますが、ADX14では敏感にノイズを拾い過ぎて実際には使えないことが分かります。
このように、使う通貨、時間足と指標によっては、計算期間を調整しないと実際には使えないものが存在し、通常、何の疑いも無くMT4の標準設定の14や20を使っているのが現状ではないでしょうか。
このような疑問に答えるべく、適宜データ更新をしながらインジケーターのシグナルを調整していただけるよう、ADXのエントリー&決済シグナルインジケーターとテスターEAのセットを発売いたしました。
下図が、初期設定されたシグナル例です。
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EAは5年、10年といった長期のデーターも同梱しております。
データー更新のやり方は動画で解説しており、慣れると簡単です。
データー期間には、2019年1月のアップルショックなどの異常な値動きを含めない方が通貨の通常のボラティリティや時間帯、曜日特性が掴みやすいはずです。
また、シグナルは全て仕掛けるものではなく、状況により取捨選択するものです。
特に相場環境と言われる、日足や4時間足の方向性に注意してエントリーし、相場環境と逆なら損切りを早めたり、相場環境に合っていれば利食いを伸ばしたりすると良いと思われます。
損切りとロジック決済シグナル・メール・アラートを行うインジケーターと
データーを適宜更新するためのテスターEAのセットです。
よろしいですか?