《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》「ルール」
おはようございます、松下です。
毎週土曜日は、投資に関連する
テーマのコラムをお届けしています。
本日のテーマは、「ルール」。
これまでに毎週1回3年以上をかけて
186本のコラムを書いてきて、
このテーマを書いていなかったことに気づきました。
このタイミングで、その事実に
気づいたことも何かの縁だと思います。
ルールについて深く考え、
必ずあなたのルールを決めてください。
【コラム】松下誠の投資探究
第187回「ルール」
ルールとは、規則、規定、決まり。投資では、「ルールが大切だ」と
言われるが、この場合のルールは、規則であり、自己規律である。
もし投資にルールがなければ、無作為に売買が行われ、その結果は
市場の歴史が物語っている。8割以上の投資家の負けである。
ルールがなければ負けるということを理解すれば、自ずと投資家は
ルールを作ろうとする。ここで1つの壁に突き当たる。ルールを
難しく考えてしまい、何も手をつけられないまま前に進めなく
なってしまうのだ。「ルールが作れない」と悩んでいる投資家の
多くが、この状態に陥っている。この問題は、簡単に解消することができる。
ここで、もう一度ルールの意味を思い出してみよう。ルールとは、
決まりである。難しく考えすぎずに、あなたの投資に1つずつ決まりを
作っていこう。その際に忘れてはならないのは、「利益を上げるための
決まりを作る」という意識と視点だ。そうすれば、あなたの投資ルールが
徐々に出来始める。
1つずつルールが決まれば、あなたの損失は確実に減り始める。
その作業を続けて行けば、利益に近づいていく。その目的を
持った確実な作業こそが、ルールを作ることだからだ。
一旦ルールを決めたら、「ルールを守れない」などと言っては
いけない。ルールとは、守って当たり前のものだ。ルールとは、
利益を上げるための決まりである。
よろしいですか?