わたしのリスクリワード[ゆずっこ]
FXで重要なのはいかに損失を少なくし、利益を長期にわたって獲得するかです。いくら勝率が高くても、トータルでマイナスならば意味がありません。相場で生き残っているトレーダーは、いわゆる利大損小を徹底しています。今回はFXトレーダー兼4コマ漫画家のゆずっこさんに、リスクリワードの考え方を教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2019年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ゆずっこさんプロフィール
私立大学法学部を卒業後、給食の仕事を1年、事務の仕事を7年していました。フルタイム勤務で定年まで働くことに違和感があり、育休中にFXの勉強をはじめました。29才で脱サラし、フリーランスとして2017年4月から活動中です。現在の肩書は、FXトレーダー、漫画イラスト屋、おかし屋です。
ブログ:https://yuzuusagi.com/
Twitter:https://twitter.com/yuzukkofx
勝率や利益よりも損益のバランスが大切
よく「勝率何割ですか?」「月利何%ですか?」と質問する人はいますが、「リスクリワードは何対何ですか?」と聞いてくる人はあまりいません。この事実から分かるように、損失と利益のバランスよりも、いくら稼いでいるかを気にしている人の方が多いのかもしれません。
リスクリワードに気づいたきっかけ
FX初心者のときに「どこで決済したらいいか分かりません」と専業トレーダーの方に質問をしました。そうすると「決済は始めから決めておくものですよ」という答えが返ってきました。
そこで私は決済の場所を決めていないから安定して勝つことができないと気がつきました。損切りはエントリーしたらすぐに入れていたのですが、決済は雰囲気でしていました。エントリーすることばかりに気を取られて、どこで決済するかを決めていなかったのです。
その日から、エントリー後に何pips伸びるか、何時何分に流れが落ち着くのか、市場ごとのボラティリティのデータを取るようにしました。これらのデータがあれば、この時間帯なら何pipsくらい伸びるかが分かります。つまり、どこで決済したら良いか分かるようになるのです。
よろしいですか?