私が愛用するテクニカル[のぶし]
未来の値動きを予測するテクニカル分析には数多くの指標が存在しますが、全てを覚えて使えるようになる必要はなく、その中から自分のトレードスタイルに合ったものを見つけていくことが大切です。トレーダー兼歯科医であるのぶしさんは、どのようなテクニカルを愛用し、相場を分析しているのでしょうか。
※この記事は、FX攻略.com2019年11月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
のぶしさんプロフィール
歯科医師兼トレーダーで、トレード歴は10年。高校生時代からトレードに取り組む。トレンドフォローのデイトレ、スイングトレードがメイン手法。2018年にオリジナルインジケーターも開発。旅×投資が人生のテーマで、現在トレード仲間を募集中。
Twitter:https://twitter.com/nobushi_fx/media
インジケーターは相場のコンパス
今回は、私が普段トレードを行う際に参考にしているテクニカル指標(インジケーター)を紹介し、解説を加えていきたいと思います。「トレードの参考」というと誤解されがちですが、エントリーポイントを決めるだけがインジケーターの使い道ではありません。というよりも、私の場合はほとんど「相場の方向感の見極め」「イグジット(損切り・利確)」「ボラティリティ把握」に活用し、エントリーポイントを決定づける要素にはしません。
船で大海へ出る場合、自分がどこにいて、どこを目指すのか明確にしなければ、どう動いて良いのか分かりません。目的地は自分で決めるから良いとしても、いち早く今どこに居て、どの方向へ向かっているのかを把握しなければなりません。
相場でも同じで、今どういう相場でどのようなトレンドが形成されているのか、はたまたレンジなのかを認識しなければ到底優位性の高いトレードはできないでしょう。そこで必要となるのがインジケーターです。
スキャルピングなどの短期売買においては別かもしれませんが、デイ・スイングトレーダーの私はインジケーターをエントリーポイントの決定打にはしません。主に「トレンド相場かレンジ相場か」「トレンドは上昇か下降か」「反転しそうかどうか」などの相場の性質を把握するために使います。
よろしいですか?