フィボナッチの魔力で「押し目価格」や「到達目標値」を見事に当てる『GBPJPYの設計図』
2019年GogoJungleで突如として現れた「GBPJPYの設計図」。
数十ページのPDF教材(商品)ですが、レビュー評価もよく、中身が気になる方も多いかもしれません。
販売ページには、図のような矢印のポイントでエントリーすることができると書かれていますが、
本当にこんなトレンド第一波の押し目のようなところでエントリーできるのでしょうか?!
まずはレビューから見ていきましょう。
■受け手のとり方で異なる評価
「難しい」といった感想から、「スゴイ!」という感想まで、受けての知識やレベルによって感想が分かれる内容のようです。
■内容は、独自のフィボナッチレベルを使ったチャート分析
販売ページには手法の内容やロジックは書かれていませんが、レビューにヒントが書かれているのでばらしてしまうと、
「独自のフィボナッチレベルを使ったオリジナル手法」だということがわかりました。
フィボナッチというと一般的な使い方は大きなトレンドの高値と安値にフィボナッチの0%と100%をあてて、32.8%や50%、61.8%までの戻りを狙って順張りトレードするというものですが、このオリジナル手法は「トレンドの転換後の押し目(戻り目)と目標値を独自フィボナッチで割り出す」というものです。
もちろんどの時間足を使うのか、どこをフィボナッチの起点にするのかなど個々人の裁量に拠る部分もありますので、100%再現性があるものではないと思います。
■GBPJPY5分足で直近のチャートをこの手法で検証してみた
自分なりに手法を読み解いた上で、直近のGBPJPY5分足にあてはめてみました。
△GBPJPY5分足。トレンド転換後の安値と高値を基準にして独自フィボを当てはめてみて、エントリーラインと利確目標ラインを割り出します。
目標価格は第1、第2ポイントがあります。
BUYエントリーラインから、しばらく目標値に届かずにもみ合うも、結果的には第一目標価格に到達しました。
もちろん逆行して損切に合うこともありますが、損切までの幅がTP(利確目標値)に対して狭いため、損切してもあまりダメージは大きくありません。
トレンド転換後の高値と安値の切り替えをどう判断するか?という点は過去のチャートを見て何度も練習するかしかありませんが、
目標価格がある程度わかるというのは、「もう少し伸びるんじゃないか」とついつい長期保有してしまう方には良い利確の後押しになりそうです。
エントリー後、目標価格に到達せずに価格がエントリーレベルにまで戻ってきてしまうこともあります。
予め決められている損切ラインである0レベルラインに戻って損切するもよし、建値決済するもよし。
エントリー時に損切ライン、利確第1、第2ライン(第1ラインをトレーリングストップ開始価格にしても良いかも)を決められるという点がとてもメリットに感じました。
■フィボナッチに疑問を抱いていた方にオススメ
これまでフィボナッチを使ったことはあったけれども、具体的にどうトレードに活かせが良いのかわからなかった方や、そもそもどこを起点にフィボナッチを引けば良いのかわからなかった方には、ルールが明確なので練習次第ですぐに良いエントリーポイントを見つけることができるようになるでしょう。
■ダウ理論の理解は必要
比較的簡単なオリジナル手法ではありますが、どうしても「どこにフィボナッチを引くのか」という裁量の部分がでてきてしまうことは否めません。
最低限、「トレンドの転換」となる高値安値の入れ替わり を見つけられるようになると、より上手に活用できるかと思います。
△アップトレンドの場合は、高値更新、安値切り上げと続いていたのが、高値を更新しなくなり、直近安値を更新して、戻り高値が前回高値を超えなくなるとダウントレンドに切り替わったといえます。大きなレンジ相場のような場合や、もみ合いになるケースなどもあるので、一概にアップトレンド、ダウントレンドと分けることはできないケースもあります。
インジケーターでサインが出る、といった便利なものではありませんが、エントリーポイントや利確ポイントの根拠のひとつとして、とても興味深いオリジナル手法でした。
written by Tera Gogojungle Marketing.
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