月足トレードで生きてます|第14回 長期トレードで日々利食いする方法[ゆったり為替]
長期目的でポジションを保有していると、利食いしたいけれども決済するとスワップポイントがもらえなくなってしまう…といったジレンマに苛まれることもあるかと思います。長期トレードで利食いしたいときはどうするのがベストなのか。ゆったり為替さんから、実際に採用しているというリピート系注文を使ったトレード手法を教えてもらいます。
※この記事は、FX攻略.com2018年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ゆったり為替さんプロフィール
ゆったりかわせ。個人投資家。取引回数が極めて少ない「ゆったりトレード」派。FXで大成功を収めることを目指して、勉強をする毎日。あらゆるFX会社の口座を保有し、業界内のさまざまなサービスに精通。
公式ブログ:FXゆったりトレード派
公式ブログ:FXリアルトレード道場
計画性のない利食いはNG
今まで、さまざまな視点から長期保有のトレードを眺めてきました。共通するのは、2点です。
(1)スワップポイント獲得を目指す
(2)円安時に決済を狙うが、実際に決済するのは数年~30年後くらい
どんなトレードにも、メリットとデメリットがあります。超長期でスワップポイントを得るトレードのデメリットの一つに、含み益は「含み」でしかないという点があるでしょう。
長期目的で保有していて、大幅円安になったとしましょう。含み益が大きいです。そんな局面では利食いしたいですが、決済するとスワップポイントはもうもらえなくなります。日々のスワップポイントよりも含み益の方が圧倒的に大きければ、利食いしても良いでしょう。しかし、スワップポイントを得る目的のトレードだったのに、いつの間にか目的が変わっています。「××円まで円安になったら利食いする」とあらかじめ決めておいた上での決済ならば良いですが、行き当たりばったりの利食いだったら、あまりお勧めできません。
というのも、相場状況によってコロコロと考え方が変わってしまうようでは、最終的に成功を得るのは難しいからです。少なくとも、私自身の経験でいえば、確固たる軸のないフラフラしたトレードをしていると負ける確率が高いです。
そこでスワップポイントを得るべく、円安でも我慢して保有したとしましょう。その後、大幅に円高になると、残念な気持ちになるのではないでしょうか。「ああ、あそこで利食いして、今もう一度ポジションを持っておけばなあ」という具合です。
よろしいですか?