Bitcoin Geek オタク視点でビットコインを考察[佐々木徹](FX攻略.com2018年6月号)
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佐々木徹さんプロフィール
外国為替からコモディティ、暗号通貨まで取引方法を学ぶオンラインスクール「ココスタ」運営責任者であり、現役トレーダー、起業家、マーケティング・ストラテジストでもある。3000名を超える受講生をもち、2014年にはUdemyで日本人初のトップ15講師入り。エバンジェリスト講師陣で運営する「ブロックチェーンと僕らの未来」ではトレーダー担当。米国テクニカルアナリスト協会公認資格CMT検定1級を保持。英語圏に向け2016年から配信を始めたYouTubeチャンネル「Bitcoin Geekend」ではフォロー数が2500人を超える。株式会社ファム代表取締役。
※この記事は、FX攻略.com2018年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
ビットコインの価格はどのように決まるのか
一物一価とは、一つの「モノ」には一つの決まった「価格」があるという言葉です。ではデジタルデータという無形の情報で成り立つビットコイン価格は、何を基に決まるのでしょうか? また、そのトレンドに「今」起きつつある変化とはどのようなものなのかを考えていきましょう。
そもそも触ったり食べることができたりするわけでもないビットコインは、それ故に「価値の裏付けがない」「バブル」といわれ続けてきました。ではもし価格に根拠があるとするなら、それは何に基づいて決まるのでしょう? これまで、最も有力な手がかりとして受け入れられている考え方としては、ファンドストラット社のトム・リー氏が公表したものが挙げられます。それは、ビットコインの価格が「利用者数と取引金額」で決まるというものです。
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