おしえてボリ平さん!世界一手取り足取りな仮想通貨のはじめかた|第2回 発行上限といろいろな仮想通貨
FXトレーダーの皆さんも、仮想通貨のニュースを最近よく耳にしているはず。この企画では、「興味はある、でもはじめかたが分からない」という方のために、専業トレーダーのボリ平さんに、仮想通貨の基本中の基本から解説していただきます。今回は、ビットコイン上昇の一要因である発行上限と、ビットコイン以外の仮想通貨についての授業です。
※この記事は、FX攻略.com2018年6月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
登場人物
ボリ平(矢澤明美)
短期トレードで安定して利益を上げるFXトレーダーとして有名に。その後はバイナリーオプションの第一人者として活躍。さらに自動売買のオートレールなどにも精通する、守備範囲が広い専業トレーダー。仮想通貨の知識もハンパない。息子はフットサル日本代表の矢澤大夢選手。
小曽川克弥
高校時代に水球で国体千葉県代表。スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーを経て、現在はサラリーマン。今も水球を続けていて、小中学生を指導することも。仮想通貨で億り人が続出していると聞きつけ、いてもたってもいられなくなり、FX攻略.com編集部を通じてボリ平さんに弟子入り。
ビットコインには発行量上限がある
ボリ平 今月も仮想通貨について勉強していきましょう。
小曽川 よろしくお願いします! 早速ですが、先月の授業で、ビットコインなどはマイニングの報酬でコインがもらえると習いました。これは、ずっともらい続けられるんですか?
ボリ平 マイニングできる仮想通貨は、基本的に総発行量が決まっています。ビットコインなら、2100万BTCが発行上限で、それ以上に増えることはありません。
小曽川 有限なのですね。
ボリ平 そうです。先月も解説しましたが、円やドルのように、実質的に無限増殖することがありません。
さらにビットコインは、総発行量のうち既に5分の4くらいがマイニング済みです。
小曽川 そんなにですか。これから少ししか増えないなら、今すでにあるものは価値が上がるかもしれませんね。
ボリ平 はい。そういう意味で、埋蔵量が有限である金に似ていることから、デジタルゴールドなどとも呼ばれます。
小曽川 まさに採掘って感じですね。
ボリ平 マイニングの報酬が、ある時点を迎えるたびに半分になっていくことも覚えておきましょう。ビットコインは21万ブロック生成されるたび、マイニング報酬が半分になります。これを半減期と呼びます。前回が2016年、次回が2020年ごろといわれています。
こうやって次第に採掘量を減らしながら、西暦2140年ごろにビットコインは掘り尽くされるんですね。
よろしいですか?