2019年商品相場総括[佐藤りゅうじ]
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佐藤りゅうじさんプロフィール
さとう・りゅうじ。1968年生まれ。1993年米大卒業後、マーケティング会社を経て、金融・投資全般の情報ベンダー、株式会社ゼネックス(後の株式会社オーバルネクスト)入社。マクロ経済分析をはじめ、為替、商品、株式市場のアナリストリポートの執筆、トレードに携わる。2010年より「エイチスクエア株式会社」を起業、アナリストレポート等を執筆、「FOREX NOTE 為替手帳」等の企画・出版を行う傍ら、投資関係のラジオ番組キャスターを務める。個人トレーダー。国際テクニカルアナリスト連盟・認定テクニカルアナリスト。ラジオ日経「ザ・マネー ドイサトの相場予測」(月曜15:00〜)メインキャスター。
公式サイト:佐藤りゅうじブログ
騒乱と新秩序の元年
2019年、米中貿易摩擦、英国のブレグジットをめぐる混乱、香港問題、ラガルド欧州中央銀行(ECB)新総裁の誕生など、さまざまな出来事が起こりました。後世の歴史家たちは、この年を騒乱と新秩序の元年と考えるかもしれません。
相場として見ると、政治家などの要人発言や政局にずいぶん振り回された一年であったように思います。株式相場では、米国の主要株価指数が史上最高値を更新するなど非常に好調でした。一方、為替相場はドル円、ユーロドルが過去最少の年間変動率(2019年12月13日現在)となっています。相場によって全く違う顔を見せた2019年ですが、今号では商品相場の2019年を振り返ってみたいと思います。
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