「コロナ相場の行方」についての考察（その２）

お世話になっております、ねこ博士です。

前回、コロナ相場に関して、
少しだけ、考察をしてみたのですが、
その後、状況が、さらに変わってきているように思います。

まず１つ目は、
強い「ドル高」の状況となってきました。

おそらくこれは、
通貨ごとの、
「パワーバランス」の関係で、
現在は、ドルが一番確実、という心理が働いているのでは、
と思います。

どういうことかと言いますと、
通常、リスク回避の際には、
円やフランといった通貨に、
買いが集まりやすいのですが、
現在は、少し特殊な状況となっており、

・EU(スイス)→イタリアを始め、完成の拡大が止まらない状況で、将来性が悪い

・日本→今後、オリンピックが「中止or延期」となる可能性が高く、将来性が悪い

・米国→当初、楽観視していたことで、ドル安となっていたが、
　ここへきて、大規模な経済政策や、封じ込め策などを取ってきており、
　大きな懸念材料が、他国に比べて、現状は少ない

以上のように、現在は、米国が最も安全、といった
パワーバランスになっているのでは、
と思います。

(※(追記)3/24現在、アメリカの感染者数もかなり増えてきたことから、

今後は、ドルも、安泰とはいかないのかも知れない、という気もいたします)

今後も、上記のパワーバランスを変えるような大きなニュースが出るたびに、
為替が通常時よりも大きく動く、といった形となることが予想されるかと思います。

このような状況ですので、
「EAの稼働」に関しては、あまり大きなロットとすることなく、
低めのロットや、デモでの様子見などとしておき、
相場が安定してきたころに、元のロットにする、などの対応が、
より安全かと思います。
（もちろん、「現在の相場状況で好調のEA」だけを、通常のロットで稼働させる、
といった判断も、ありではないかとは思います）

コロナウイルスに関しては、
現在も「感染拡大の進行中」となっておりますので、
今後の、各国からのニュースなどに、十分注意していき、
「何が起こるかわからない」という前提で、
EAの稼働や、日々のトレードをしていくことが
望ましいのではないかと考えております。

ねこ博士