IMF・G20財務相 中央銀行総裁会合開催! 「4月16日の注目点とイベントスケジュール」
昨日はIMFによる世界の経済見通しが発表されました。
IMFの2020年の経済成長率予測 は、ユーロ圏はマイナス7.5%、 イギリスはマイナス6.5%、 日本はマイナス5.2%、 米国はマイナス5.9%、 ブラジルや南アフリカはそれぞれマイナス5%台となっています。
かなり弱い結果が出ていますが、マイナス成長になることは織り込んでいたため、反応は限定的でした。
株価は世界的に上昇し、リスクオフは後退している状況です。
コロナウイルスが落ち着いてきたというよりも、コロナウイルスによるネガティブな材料に対し反応が薄くなってきている、織り込んできているように感じます。
◎本日の注目点
1)IMF・G20会合
昨日IMFによる経済見通しが発表されましたが、世界的にマイナス成長が予測されました。
主要国のマイナス成長も問題ですが、今回注目されたのが新興国のマイナス成長と債務です。
新興国がマイナス成長やコロナリスクなどから新興国通貨が売られている状況、新興国通貨安が起きています。
通貨安になるとドル建て債務の返済額が増えてしまいます。
そのことから、通貨安になればなるほど債務が増えていく状況で、債務が増え続け返済不能になりデフォルトとなってしまいます。
世界の新興国が次々とデフォルト懸念に陥ることになるとして、IMFやG7で対応策が検討されています。
本日、G20が開催されるので新興国に対する対応策が出てくるか注目です。
新興国が抱える債務のほとんどが中国なので、対応策を中国が出せるかにも要注目です。
2)カナダ政策金利
本日発表のカナダ政策金利は据え置きが予想されています。
現在のコロナ禍では金融政策の効力は限定的で、連続緊急利下げなどを実施した中央銀行としては出来ることが少ないと思われます。
本日のカナダ中銀金融政策決定会合でも、新しい金融政策は出てこないと思われます。
注目は、声明文と記者会見で、カナダの経済などをどのように見ているのか注目です。
また、原油価格の下落がカナダ経済にどのような影響が出ているかも注目です。
◎本日のイベントスケジュール
4月15日(水曜日)
国際通貨基金(IMF)・世界銀行春季会合(テレビ会議、16
20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(テレビ会
09:30 AUD Westpac消費者信頼感指数
15:45 EUR フランスHICP(消費者物価指数)
16:00 EUR スペインHICP(消費者物価指数)
16:30 SEK スウェーデンCPI(消費者物価指数)
17:00 EUR イタリアHICP(消費者物価指数)
21:30 USD 米小売売上高
23:00 CAD カナダ中銀(BOC)政策金利・声明文発表
23:30 USD 原油在庫量
4月16日(木曜日)
00:15 CAD ポロズBOC総裁記者会見
02:00 USD ボスティック・アトランタ連銀総裁発言(2021年投票権)
03:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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