リスクオフが後退している中、次のリスクオフ要因に注目! 「5月11日の注目点とイベントスケジュール」
先週の雇用統計では驚きの数字が出たにもかかわらず、株価は堅調、米株3指数は上昇しました。
コロナの影響による経済停滞の底が見えてきたことが、リスクオフの後退につながってきているのではないかと思われます。
本日もリスクオフ後退による株価上昇、円売りの流れが続くのか注目しています。
リスクオフを計る指数の1つ、VIX指数も落ち着いてきています。
株価やVIX指数を見ると、コロナ前の状況に戻りつつあると思われます。
◎本日の注目点
1)トルコリラ
トルコリラは通貨安が進んで、いつ急落が来てもおかしくない状況です。
本日、トルコの四半期失業率が発表され、結果次第では再度下落のきっかけとなるのではないかと思われます。
また、トルコは先週、シティ・UBS・BNPパリバなど3行のトルコリラ取引を停止しています。
この結果、トルコリラの流動性は低下し、スプレッドは拡大しているようです。
日本でもOANDAで新規注文が出来なくなり、楽天証券はトルコリラの取引停止に関する注意喚起が出ています。
その他証券会社がどのような対応をとるのか、その対応を受けてトルコリラのポジションを持っている人たちが、どのような行動をとるのか注目です。
2)米中関係
米中間の批判発言が増えています。
批判発言だけで済むのか、それとも再度関税合戦などに進んでいくのか注目です。
トランプ大統領はコロナウイルスによる経済停滞と、感染拡大で支持率が落ち、大統領選挙の勝率が低下してきています。
そのため、コロナの責任は中国にしたいと思われます。
また、経済面でも責任をとってもらうため提訴するなど噂がありましたが、さすがに現実的ではないようです。
ただ、そのかわりに米中合意第1弾でまとめた内容を履行するように求めています。
中国もコロナの影響で、貿易額が減っているようなので合意内容を履行できるのか注目です。
◎本日のイベントスケジュール
5月11日(月曜日)
08:50 JPY 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27日分)
16:00 TRY トルコ四半期失業率
19:45 EUR メルシュECB専務理事発言
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