英国とEUの交渉再開でポンドの動きに要注意! 「6月2日の注目点とイベントスケジュール」
昨日は米国をはじめ多くの国に差別デモが広がったことから、リスクオフに繋がるのではないかとの懸念されている中、資源国通貨、特にオセアニア通貨が買われ、安全通貨である円やフランが売られるリスクオン相場となりました。
香港を巡り各国が懸念する中、差別デモが広がる中、株式市場は好調で日経平均は22000円を超えています。
中国の財新製造業PMIは予想を上回り、好不況の分岐点である「50」を超えてきたことも、オセアニア通貨上昇の追い風となりました。
◎本日の注目点
1)RBA理事会
中国から貿易上の制裁を受けている豪州の景気見通しが注目。
また、コロナからの経済再開・回復の見通しなど、RBA理事会後の声明文に注目です。
金融政策の変更はないと予想。
2)英国・EU離脱通商交渉
英国とEUの離脱交渉、貿易協定は全く進んでいないのが現状です。
本日より離脱交渉が再開、どこまで交渉が進むのか注目です。
また、今回の交渉でどこまで進むかわかりませんが、交渉だけでなく交渉期間の延期をするかどうかも決めなければいけません。
英国は頑なに延期は拒否していますが、本当に年内で交渉終了となるのか注目です。
3)リスクオフ要因
香港国家安全法を成立させたことで、香港・中国に対する規制・制限・制裁が出ています。
中国は反発して、米中合意第1弾の破棄をちらつかせています。米中関係が悪化するとリスクオフになるので、ヘッドラインに要注意です。
また、米国を発端に黒人の差別抗議デモは、英国や豪州など、多くの国に広がっている状態です。
一部噂では、今回の差別デモの背景には、中国の影があるのではないかといわれています。
そうなると、国家安全法を巡り各国が対中制裁を続ければ、差別デモも続くのではないかと思われます。
◎本日のイベントスケジュール
6月2日(火曜日)
英・EU(離脱)通商交渉
13:30 AUD RBA理事会政策金利・声明文発表
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