私のトレードポイント[岡ちゃんマン]
機関投資家によるアルゴリズム取引などが隆盛を極める相場において、一般トレーダーが情報を得てからトレードするのでは遅すぎるのではないかと、岡ちゃんマンさんはいいます。そこで取り組んでいるのが、先読みトレードという方法。果たしてどんなトレードを行うのでしょうか?
※この記事は、FX攻略.com2020年8月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
岡ちゃんマンさんプロフィール
福岡県出身1980年生まれ。趣味はニュース検索と飲み歩き。特技は寝ないこと。2011年からFXをスタートし、現在は専業トレーダーとして悠々自適な生活を送る。知的好奇心が旺盛で人並み外れた情報収集能力と分析能力を持つ。「トレードチームいにしえ」からその能力が認められ、チームの中核となる。ファンダメンタルズ分析をベースとしたスイングトレード中心のトレードが得意。
いにしえ流FXブログ:ファンダメンタルズトレード
トレンドの息吹を感じる情報を探す
私のトレードポイントは、ファンダメンタルズ分析を中心とした先読みトレードです。事前にトレンドを予測し、トレンドが発生する前にエントリーします。
現在はSNS、特にツイッターが普及したことで、個人投資家と機関投資家の情報格差は解消したのではないかと思います。ただ、情報収集に関しての格差はなくなったのですが、トレードシステムの格差ができてしまいました。
大手ファンドや投資銀行などは、アルゴリズム取引やAI(人工知能)取引など、システムを中心とした取引に移行しています。個人投資家の手動取引ではかなわないほどの速いスピードで取引をするようになったのです。
個人投資家が情報を得てから分析し、トレードをするにはスピードが遅すぎて、既に値が動いています。そこで、情報を得てからのトレードではシステムにかなわないので、前もってエントリーする先読みトレードを行っているのです。
ファンダメンタルズを中心とした「先読みトレード」をするにあたり、今後トレンドが起きそうな情報を探します。多くの場合は、マーケットの注目度が高いものを探すことになります。過去の事例で見ると、選挙や戦争、金融政策や財政政策の転換点・変更時に、トレンドが発生することが多いようです。
私は2020年に入ってから、豪ドル米ドルの買い戦略を組みました。具体的にどういう材料から、どのように先読みし、戦略を組んだか解説します。
よろしいですか?