《東洋経済ONLINEでコラム掲載中》利益を上げようとするのではない
おはようございます、松下です。
GWの最終日ですね。
海の向こうフランスでは、大統領選挙の
決戦投票です。
明日の市場も、その結果を受けた
値動きが見られることでしょう。
いつも個人投資家に会って思うことは、
「勝つ投資」あるいは「勝つ投資家」というものを
誤解しており、全く違うものを追いかけている
という衝撃的な事実です。
これは、実際に利益を上げたことがない、
利益を上げている人に会ったことがないから、
「利益を上げる」という姿が分からないのです。
そしていつも、
「勝つ投資(投資家)というのは、
そういうものではありませんよ。
こういうものですよ。」
という話をします。
利益を上げられない人が陥っている悪循環、
誤ったイメージの1つに、「利益を上げようとする」
というものがあります。
具体的には、エントリーを行った後に、
エグジットで何とか利益を上げようと、
四苦八苦してエグジットを考えて、
利益を作ろうとしています。
しかし、勝つ投資家はこんなことはしません。
勝つ投資とは、こんなものではありません。
利益とは、上げようとするものではなく、
上がるものなのです。
少し分かりにくいかもしれませんので、
言い換えると、勝つ投資とは、利益の狙いが
はっきりしていますので、エントリーの後に、
狙い通りの値動きが起これば勝手に利益は上がりますし、
狙い通りの値動きが起こらなければ損切りになります。
つまり、利益や損失は、私たち投資家が作るものではなく、
値動き=相場が作るものです。
だから、無理に利益を上げようとするのではなく、
既に利益は上がっているのです。
これは、エントリーの前に、
ほぼ勝負が決まっています。
私はいつも、
「その人が利益を上げられるかどうか、
少し話をすれば分かる。」
と言います。
利益を上げられる投資家と、
利益を上げられない投資家は、
はっきりと分かれます。
だからこそ、利益を上げられない投資家は、
エントリーの前、勝負の前に、
利益を上げられる投資家になる必要があります。
利益を上げようとするのではなく、
既に利益が上がる状態になっている、
そんな投資家を目指してください。
初心者でもそれは可能ですよ。
よろしいですか?