川崎ドルえもん流 時間統計論|第8回 月足予測8月編[川崎ドルえもん]
FX
FXにおいて時間的な要素を重要視しているという川崎ドルえもんさん。本企画はそんなドルえもんさんに統計的なアプローチから具体的なトレード戦略を教えていただきます。
※この記事は、FX攻略.com2020年9月号の記事を転載・再編集したものです。本文で書かれている相場情報は現在の相場とは異なりますのでご注意ください。
川崎ドルえもんさんプロフィール
かわさき・どるえもん。裁量トレードに限界を感じたことから、できるだけ精神的負担なく、楽して儲けられるシステムトレードの手法を模索。さまざまなシミュレーションを経て、グルグルトレインを完成。
ブログ:川崎ドルえもんのFXブログ
Twitter:https://twitter.com/kawasakidoruemo
8月は円高相場アノマリー
こんにちは、川崎ドルえもんです。今回は8月の為替傾向を解説していきます。
まず表①を見てください。これは8月につけた月足(過去20年分)が陽線・陰線のどちらであったかを数えたものになります。見て分かるように、クロス円の陰線回数が多くなっています。特にユーロ円と豪ドル円の陰線回数が16回、ドル円とポンド円の陰線回数が15回とかなり偏っています。全20回中16回ということは確率に直すと80%、15回ということは75%になります。私は全24通貨ペアの月足の統計を取っていますが、80%以上というのは6回しか出現していないぐらい強い確率になります。そのうちの二つが8月のクロス円に集中しているという、とても珍しい月になります。
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